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英首相が内閣改造 与党過半数割れ、政権批判を意識

6/12(月) 10:35配信

朝日新聞デジタル

 8日に行われた英国総選挙で過半数割れになった与党・保守党のメイ首相が11日までに内閣改造を行った。ハモンド財務相ら主要閣僚を留任させる一方で、欧州連合(EU)離脱派でメイ政権になって閣僚から外れた党の重鎮、ゴブ前司法相を環境・食料・農村相に起用。政権運営手法が「独善的」と批判されていたことを意識しつつ、「メイ氏下ろし」を封じる姿勢を示した。

 メイ氏は同日、改造のねらいを「EU離脱を成功させるために、党全体から才能と経験を反映させた」と語り、「(5年間の)任期を全うする」と首相辞任を否定した。

 ファロン国防相は改造に先立つ同日朝、英BBCの番組で、「少数政権はやり方を変える必要がある。内閣の総意による意思決定が望ましい」と発言。メイ氏が少人数の側近と重要方針を決めていたこれまでの手法を批判していた。

 ゴブ氏は党内に影響力を持つベテランで、昨年の党首選ではメイ氏の対立候補でもあった。ゴブ氏起用の背景には、こうした党内の不満に応えて「メイ氏下ろし」の動きを封じ、多様な意見を閣内に取り込んで政権運営を円滑にするねらいがあるとみられる。

朝日新聞社