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ミサイル想定し避難訓練=原発立地県で初、住民85人参加―新潟・燕市

6/12(月) 10:08配信

時事通信

 北朝鮮によるミサイル発射が相次ぐ中、新潟県燕市で12日、弾道ミサイルが周辺に落下する事態を想定した住民避難訓練が行われた。

 県内には東京電力柏崎刈羽原発が立地しており、原発立地県では初の開催。住民85人が参加した。

 内閣官房と総務省消防庁、新潟県との共催で、同原発から半径30キロ圏内にある燕市渡部地区で実施した。ミサイルが発射され、全国瞬時警報システム「Jアラート」が作動したと想定。防災行政無線などで避難を呼び掛け、緊急情報ネットワークシステム「エムネット」で市町村と情報を共有した。原発に関連した訓練は行わなかった。

 訓練は午前10時に始まり、参加者はそれぞれ近隣の頑丈な建物や溝などに避難した。農作業中に近くの田んぼ脇の溝に避難した農業武内秀記さん(70)は「平常心で避難できたが、原発が近いこともあり不安だ。現実的にはあってはならないことで、国にはしっかり対応をお願いしたい」と話した。

 午後には県庁でミサイル落下を想定した対策本部会議訓練が行われた。終了後、米山隆一知事は、「原発事故時の避難計画をきちんと作り、武力攻撃事態における避難訓練に生かしたい」と述べた。

 ミサイル飛来を想定した訓練は秋田県男鹿市、山口県阿武町、山形県酒田市に続く開催。12日午後には福岡県吉富町でも弾道ミサイルを想定した住民避難訓練が実施された。 

最終更新:6/12(月) 17:09
時事通信