ここから本文です

長嶋さん、母校・立大の59年ぶり日本一見届けた「当時を思い出して、歌ったりしました」

6/12(月) 6:05配信

スポーツ報知

◆報知新聞社後援 第66回全日本大学野球選手権最終日 ▽決勝 立大9―2国際武道大(11日・神宮)

【写真】ナインの手で胴上げされる立大の溝口監督

 51年ぶり出場の立大(東京六大学)が、OBで57年に優勝を経験した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(報知新聞社客員=57年度卒)がサプライズ観戦するなか国際武道大(千葉県大学)を9―2で下し、1958年以来59年ぶり4度目の大学日本一に輝いた。ミスターの“御前試合”で、後輩たちが最高の結果を出した。

 試合後のミスターは興奮を隠せなかった。「立教が投打にわたって非常にいい形で良かった。非常にうれしい。当時を思い出した」。OBらとともに、59年ぶりの歓喜を分かち合った。

 観衆1万2000人で一、三塁の両内野席はほぼ満員。立大OBの声援が逆転を後押しした。長嶋さんも神宮で学生野球を見るのは初めて。到着直後の初回、大東の3ランに、目を丸くした。「プロ野球でも見ないようなバッティング。素晴らしかった」。もう1人、目を引いたのは1年生守護神の中川だ。「非常にいいピッチャー。球はそんなに速くないけど、コースが良い。投げ分けて打者を戸惑わせていたね」とたたえた。

 杉浦忠、本屋敷錦吾とともに「三羽がらす」として57年大会優勝に貢献した長嶋さん。青春時代を回想し、自然と心が躍った。「胴上げは、やっぱりうれしかったね。学生野球をやっていた人間としては、その立場に戻ったような気持ちになって、僕も一緒に歌ったりしました」と笑った。「59年ぶりの日本一だが、選手、監督一体となって、もっと高いところを目指してほしい」と黄金期の再来を期待した。(小又 風花)

 ◆1957、58年の立大連覇 57年は長嶋、本屋敷、拝藤に、右腕エース杉浦忠(南海)の主力で53年以来2度目の大学選手権制覇。長嶋は3試合で11打数6安打2打点と活躍した。翌58年は、主軸カルテットが卒業したが、名捕手・片岡がチームをまとめ、エースの森滝義巳(国鉄)が5勝、五代が4勝するなどリーグ史上2度目の10戦全勝で3連覇。大学選手権でも2連覇を飾った。勢いは秋も続き、9勝4敗で1937、38年の明大に次いでリーグ史上2校目の4連覇を達成した。

最終更新:6/12(月) 9:03
スポーツ報知