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プエルトリコ住民、米国州昇格を97%が支持 投票率低調

6/12(月) 12:39配信

ロイター

[サンフアン 11日 ロイター] - 米自治領プエルトリコで11日、米国の51番目の州への昇格する是非を問う住民投票が実施され、賛成票が97%と圧倒的多数を占めた。ただ反対派が投票をボイコットするなどで投票率は23%にとどまり、米議会からの反対も予想される。

投票では「州への昇格」「自治領として現状維持」「独立」の3つの選択肢が提示された。自治政府が同様の住民投票を行うのは、1967年以来これが5回目。結果に法的拘束力はない。

プエルトリコは財政危機に陥っており、公的債務は700億ドル。貧困率は45%に上る。年金基金や健康保険制度も破綻に直面している。

ロセジョ知事は声明で「今後、米連邦政府はプエルトリコの米国市民の多数意見を無視することはできなくなるだろう」と主張。「世界の別の地域では民主主義を要求している一方で、米国領であるプエルトリコでこの日行使された住民投票を行う正当な権利に対応しないことは、連邦政府にとって極めて矛盾している」と述べた。ただ、連邦政府にとっての優先順位は低いとみられる。

現行の法律では、プエルトリコの350万人の住民は連邦税納税義務、大統領選の投票権、低所得層向けの医療保険「メディケイド」など連邦政府からの補助金を受ける権利を有しない。連邦政府はインフラや国防、貿易などの政策を監督している。

最終更新:6/12(月) 12:39
ロイター