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渋谷Bunkamuraで市川海老蔵さん自主公演開幕 「石川五右衛門」題材に /東京

6/12(月) 20:41配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 Bunkamuraシアタコクーン(渋谷区道玄坂2)で6月9日、歌舞伎俳優・市川海老蔵さんの自主公演「ABKAI(エビカイ)2017『石川五右衛門 外伝』」が開幕した。(シブヤ経済新聞)

公開舞台稽古後に取材に応じた出演者たち

 近年、「伝統の継承」「新時代の歌舞伎の創造」に取り組んでいる市川さんが、歌舞伎を「縁遠く感じている」若い世代や、「舞台を見る機会が少ない人」などに向けて企画している「エビカイ」。2013年夏に初演し、過去3回で5万人ほどを動員しているという。

 4回目となる今回は、昨年11月に博多座(福岡県福岡市)で上演した「石川五右衛門」を新たなストーリーにリニューアル。舞台は豊臣秀吉が天下統一を果たして間もないころ。駿河湾沖で何者かに襲撃された南蛮船の財宝を巡って登場人物のたちの思惑が入り乱れながら物語が展開していく。

 市川さんが石川五右衛門を演じるほか、五右衛門一家の「堅田の小雀」を歌舞伎俳優で女形の中村壱太郎(かずたろう)さん、「三上の百助(ももすけ)」を俳優・山田純大さん、「足柄金蔵」を俳優・前野朋哉さんがそれぞれ演じ、五右衛門のライバルとなる「柳生十兵衛」としてジャニーズ事務所所属の中山優馬さんが歌舞伎に初挑戦。アクロバットやコミカルな掛け合い、客席の通路を使った立ち回りなども取り入れている。

 開演前に公開舞台稽古を行った市川さんは「キャストが多彩で若い方や歌舞伎を初めて見るお客さまが多いと思ったので、分かりやすくテンポ良く、お祭り感のある内容にしたいと考えた」と振り返る。「歌舞伎以外の俳優の方々はセンスが良く、一生懸命な姿がより良いものを作ろうという活力になっている」とも。

 中山さんは「稽古の段階から皆さんの気合や姿勢、表現方法がすごく格好良くて、自分もそれに少しでも近づくべくやっていきたい」と意気込む。前野さんは「本格的な舞台に出演するのは初めてで緊張した。コンビ的な役の(山田)純大さんと相談しながら毎日違うパターンでアドリブもやっているので、ご注目いただければ」と来場を呼び掛ける。

 鑑賞料は、1等席=1万2,000円、2等席=8,500円、3等席6,000円。今月25日まで(全27回公演)。

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