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<茨城・中3自殺>第三者委解散、新第三者委でいじめ調査へ

6/12(月) 20:22配信

毎日新聞

 茨城県取手市で2015年に市立中学3年の中島菜保子さん(当時15歳)が、いじめを苦にする書き込みを日記に残して自殺した問題で、同市教委により昨年7月に設置された第三者調査委員会が12日、解散した。市教委は新たな第三者委を設置して、いじめと自殺の関係を調査する。

 調査委の委員長を務めた国士舘大の中込四郎特任教授(66)は、解散後の記者会見で「中立・独立性を意識して調査してきたが残念。約1年の調査で、いじめによる自殺という視点を外したことはない」と強調。一方で「次の調査にバイアスがかかる」として、これまでの調査内容を公表しない方針を示した。

 中島さんが自殺したのは15年11月。「毎日が怖い」などと書いた日記を残していたが、市教委は生徒への聞き取りなどで「いじめによる重大事態に該当しない」と議決した後、外部有識者による調査委を設け、調査を進めてきた。

 しかし、中島さんの両親が「いじめはなかったとの前提で、中立性や遺族への配慮を欠く」として調査委の解散を要求。文部科学省から、いじめを認めた上で調査するよう指導され、市教委は「重大事態に該当しない」との議決を撤回し、調査委の解散を決めていた。【玉腰美那子、安味伸一】

最終更新:6/12(月) 21:47
毎日新聞