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<共謀罪>会期末控え攻防 委員長職権で13日、参院法務委

6/12(月) 21:40配信

毎日新聞

 「共謀罪」の成立要件を改め「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案の採決日程を巡り、与野党は12日、参院法務委員会の理事会で激しい攻防を繰り広げた。野党は早期採決の見送りを要求したが、与党は確約せずに、秋野公造委員長(公明党)が職権で13日の委員会開催を決定。野党は18日の会期末をにらんで徹底抗戦の構えだが、与党は会期を小幅延長して成立を確実にする方針だ。【高橋恵子、真野敏幸】

 理事会は13日の委員会開催を巡って与野党が対立。与党は、参考人質疑と政府質疑を提案したが、野党は「(同日中は)採決しないとの確約が必要だ」などと反発した。理事会休憩中に参院自民と参院民進の両国対委員長が会談したが折り合わず、最終的に秋野委員長が13日に参考人と政府質疑の双方を実施することを決めた。

 13日に開催すると、参院での審議時間は20時間に達する。与党側が採決のめどとしていた衆院の審議時間(30時間)の「7割」に迫るため、野党側は警戒する。与党が採決の構えを示した場合、野党は金田勝年法相の問責決議案や衆院での内閣不信任決議案などを提出し、参院法務委の審議を止める考えだ。

 こうした状況を受け、与党は会期を7月2日ごろまで延長する方向。問責と不信任決議案の双方が出ても、約10日あれば今国会成立は可能と計算。公明党が重視する性犯罪を厳罰化する刑法改正案の成立も確実になるとみている。同党幹部は東京都議選(7月2日投開票)を重視しており、「(共謀罪で)国会が荒れたまま投開票を迎えたくない。刑法改正案の成立でスムーズに閉じるのが望ましい」と指摘する。

 一方、民進、共産、自由、社民の野党4党は12日、国対委員長らが会談し終盤国会の対応を協議した。学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画で、文部科学省による文書の再調査を13日正午までに公表するよう政府・与党に求めることを決定。首相が出席する衆参予算委員会集中審議、文科省の前川喜平前事務次官らの証人喚問の実施を突きつけることでも一致した。

最終更新:6/13(火) 1:50
毎日新聞