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ざこば 一時退院でサプライズ登場 客席すすり泣きに絶妙「どないしたん?」

6/12(月) 9:40配信

スポニチアネックス

 塞栓性脳梗塞のため大阪市内の病院に入院中の落語家・桂ざこば(69)が11日、一時退院し、出演する予定だった大阪松竹座の舞台「銀二貫」の千秋楽カーテンコールにサプライズ登場した。

 代役を務めた高田次郎(85)ら出演者全員がそろった舞台上。主演の藤山扇治郎(30)が「今日は特別に、皆さまにごあいさつしたいということで、病院の方から駆けつけてくださいました」と語ると、超満員の客席から驚きの声と割れんばかりの拍手が響いた。

 そんな中、グレーの羽織姿で、舞台袖からしっかりした足取りで自分で歩いて舞台中央へ。客席からはその義理堅さにすすり泣く声も漏れたが、当の本人はキョトンとした表情で「どないしたん?」とやって客席は大爆笑に。続けて「何にも覚えてへん。いろいろとあのう…。何を言わなアカンかったんかいな」と滑舌にも問題はないようで、高田とがっちり握手。すると、こみ上げてくるものがあったのか、2、3階席に視線を上げそのまま深々と頭を下げた。

 ざこばは先月27日、大阪市内で行われた同舞台の稽古場で異変が生じ、救急車で病院に搬送。すぐに処置が行われ翌日には自力でトイレにも行けるほど回復していた。所属事務所によると、カーテンコールへの出演は本人の強い要望でこの日朝に決定。楽屋口からも女優の関口まい(34)らに付き添われ、自分の足で歩いて劇場を後にした。当初の予定通り、今月末にも退院する方向という。

 《TVで回復アピール》ざこばは、レギュラーを休んでいる、読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜後1・30)の11日放送分にメッセージを寄せ、回復ぶりをアピールした。番組では冒頭で「タバコはやめました。酒はもう少ししたら(飲む)」という本人の言葉を紹介。今後について番組MCの辛坊治郎キャスター(61)は「落語家にとって一番大事なのはしゃべりができるかどうか」と心配しつつ、家族が関係者に「元々、何を言ってるか分からん人やったから」と話していることを明かし、笑わせた。