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慰安婦合意「国民受け入れぬ」=韓国大統領が二階氏に―来月の首脳会談に期待

6/12(月) 19:13配信

時事通信

 【ソウル時事】訪韓中の二階俊博自民党幹事長は12日夕、文在寅大統領と青瓦台(大統領府)で会談した。

 慰安婦問題に関する日韓合意について、文氏は「国民の中でなかなか受け入れられない情緒があるのは事実。解決には時間が必要だ」とした上で、「日本が韓国国民の情緒を察する努力が重要だ」と指摘した。再交渉には言及しなかった。文氏は同時に、歴史問題と対北朝鮮での協力などを切り離して対応し、未来志向の日韓関係構築を目指す意向を示した。

 安倍晋三首相の特使として訪韓した二階氏は、首相の親書を文氏に手渡した。同行筋によると、首相はこの中で「韓国は戦略的利益を共有する日本にとって最も重要な隣国だ」と強調。首脳レベルでの緊密な意思疎通を図り、北朝鮮問題で連携しながら「未来志向の日韓関係を築きたい」と訴えた。

 文氏は7月初旬にドイツで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた首相との初の首脳会談に期待を表明。さらに、「お互い日韓を行き来しながら会談できることを期待している」とシャトル外交を促した。

 二階氏は慰安婦問題に関し、「歴史問題でいろいろな見方があることは承知している。その中で日韓関係を前向きに進めていきたい」と述べた。韓国側の説明によると、文氏は「歴史問題は知恵を絞って解決し、他の問題は別途、発展させなければならない」との姿勢を示した。

 北朝鮮の核・ミサイル問題への対応に関し、文氏は「強力な圧力と制裁を加えなければならない」と指摘。「北朝鮮を対話のテーブルに引き出して初めて、完全な核廃棄が実現する。核を放棄すれば助けることができるというメッセージを伝える必要がある」と、対話の重要性も訴えた。

 二階氏は12日、李洛淵首相とも会談した。 

最終更新:6/12(月) 23:08
時事通信