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ペンギンズ連覇 クロズビーが2年連続プレーオフMVP

6/12(月) 15:49配信

スポニチアネックス

 NHLの王者を決めるスタンレー杯決勝は11日にテネシー州ナッシュビルで第6戦を行い、ペンギンズ(東地区2位)が2―0(0―0、0―0、2―0)で地元のプレデターズ(西地区8位)を下して4勝2敗。2年連続5回目の優勝を飾った。

 プレーオフ全25試合(出場23試合)でチーム2位の27ポイント(8ゴール、19アシスト)をマークした主将のFWシドニー・クロズビー(29歳)が2年連続で「コン・スマイス・トロフィー(プレーオフ全体のMVP)」を獲得。ペンギンズは1991年と92年に続くチーム史上2度目の連覇で、リーグでは1997、1998年のレッドウイングス以来の快挙となった。

 また5度の優勝はすべて敵地で決めたもの。初出場のプレデターズは今プレーオフでホームでは8勝1敗(延長敗戦1)だったが、第3Qまでのスコアで地元で敗れたのはこれが初めてとなった。

 試合はペンギンズのマット・マーリー(23歳)とプレデターズのペッカ・リネ(34歳)の両GKが好守を見せて第2Pまでは両軍とも無得点。しかしペンギンズは第3Qの残り1分35秒、DFジャスティン・シュルツ(26歳)が放ったショットがゴールポスト裏の壁に当たってはね返り、これをFWパトリック・ホルンクビスト(30歳)がゴールの背後から正面にパックをフィード。幸運にもこれがGKリネの左腕に当たってゴールに吸い込まれた。

 追い込まれたプレデターズはリネを下げて6人攻撃を仕掛けたが、残り13・6秒、パックを奪ったFWカール・ハグリン(28歳)が無人のゴールにパックをたたき込んでダメ押し。勝利を確信したペンギンズは全員が抱き合って歓喜した。

 クロズビー主将は「今季はけが人も多かったしつらかった。でもその中から勝つ方法を見つけてきた。それはプレーオフでも同じだった」と、プレーオフで25試合(4勝1敗→4勝3敗→4勝3敗→4勝2敗)を要しての連覇達成に感無量の面持ち。決勝ゴールを挙げたホルンクビストは「生涯忘れることのないゴールだ」と喜びを爆発させていた。

 一方、今季41勝41敗(延長敗戦12)と勝率5割でポストシーズンに駒を進めたプレデターズは健闘したものの惜敗。第6戦では後半押し気味に試合を進めながら、ホルンクビストの幸運なゴールに涙を飲んだ。

 第2Pの開始1分7秒にはゴール前でFWコルトン・シソンズ(23歳)がリバウンドからパックを押し込んで先制ゴールを奪ったかに見えたが、その直前にケビン・ポロック審判がGKマリーがパックをキープしたと信じて笛を吹いておりノーゴール。あとわずかな時間、プレーを見極めていれば判定が変わっていただけに不運な“幻のゴール”となった。さらに第3Pに5対3という絶対的なパワープレーが35秒間あったものの無得点。結局、第5戦と第6戦はいずれもGKマーリーの前にノーゴールに終わり、スタンレー杯決勝での「初出場&初優勝」という快挙は達成できなかった。