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授業で「教育漫才」 相馬の大野小、吉本芸人講師に

6/12(月) 11:09配信

福島民報

 福島県相馬市の大野小は今年度「教育漫才」を取り入れる。互いに学び合い、伝え合う心の醸成などが目的。吉本興業の芸人らを講師に招き、全校児童178人が取り組む。来年1月に「新春・漫才大会」を開き、地域住民にも成果を披露する。
 国語と総合学習の時間を活用し年4~5時間程度予定している。2人1組を中心に児童がオリジナルのネタを作る。吉本芸人は2学期に招き、漫才に関するアドバイスを受ける。
 教育漫才は埼玉県越谷市の東越谷小の田畑栄一校長(59)が生み出した。スマートフォンなど情報機器の普及に伴い、気持ちや考えを自分の言葉で伝え合う機会が減ってきたことを危惧した。コミュニケーション不足がいじめや引きこもりの一因と捉え、思考力、判断力、表現力などを育成する狙いで東越谷小で平成27年に始めた。毎年、地域住民を招き教育漫才大会を開いている。
 埼玉県在住の田中拓男中央大名誉教授が東越谷小の学校評議員を務めている。田中教授や中央大学員会福島白門会の杉原長次事務局長(尚志高校長代理)らが被災地の子どもたちにクリスマスカードを届ける事業に田畑校長も参加し、相馬市との縁が生まれて実現した。
 9日、田畑校長は大野小を訪れ、教員に教育漫才の特徴を説明した。教員は実際に漫才を体験した。東越谷小の今年の教育漫才大会は30日に開かれる。大熊町教委も導入する計画で教育関係者が視察する。田畑校長は「笑い合い、支え合うことを通じ、子どもたちに大きく成長してほしい」と期待している。
 会津若松市でも中学生が漫才を学び体験している。

福島民報社

最終更新:6/12(月) 11:09
福島民報