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宇都宮の看護師殺害、交際相手に懲役17年判決 裁判長「自分のことを棚に上げている」

6/12(月) 19:39配信

産経新聞

 宇都宮市のアパートで昨年12月、交際していた看護師、根本紗貴子(さきこ)さん=当時(28)=を殺害するなどしたとして殺人などの罪に問われた栃木県上三川町、元工員、菅野(すげの)龍被告(27)の裁判員裁判の判決公判が12日、宇都宮地裁で開かれ、佐藤基(もとい)裁判長は懲役17年(求刑懲役18年)を言い渡した。

 判決によると、昨年12月10日午後、根本さんのアパートで、根本さんの背中などを包丁で数回刺して殺害し、根本さんの軽乗用車を盗んで逃走した。

 佐藤裁判長は「他の男性に横取りされるのは嫌だという自らの感情を優先させた動機は短絡的で身勝手だ」と指摘した。

 菅野被告は公判で、根本さんの浮気を疑ったことなどを主張したが、佐藤裁判長は「他の女性との間に子供をもうけ、隠していた。自分のことを棚に上げている」と厳しく非難した。

 佐藤裁判長は最後に菅野被告に「人を好きになるということは何よりも大切にすることです」と述べた。

 根本さんの遺族は弁護士を通じ、「裁判では被告が自分に都合のいい言い方をして悔しい思いをした。判決の懲役17年は軽く納得し難いものがある。ただ、さまざまなことを考慮した結果だと思うので、受け入れなければならない。今後は少しずつ平穏な生活を取り戻したい」とコメントした。

最終更新:6/12(月) 19:39
産経新聞