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イラン、カタールに食料など空輸  サウジなどとの断交で支援

6/12(月) 19:51配信

産経新聞

 【カイロ=佐藤貴生】サウジアラビアやエジプトなどが湾岸の小国カタールと断交したことを受け、イランがカタールに食料などを空輸して支援を始めた。ロイター通信などが伝えた。12日で断交から1週間となり、カタールで深刻化しつつある食料の不足の解消に乗り出した形だ。

 イラン航空の当局者は11日、航空機4便が野菜を含む食料をカタールに運んだと述べた。南部ファルス県当局者は「毎日カタールに果物や野菜など100トンを輸出する」としており、今後も食料空輸を継続する意向を示した。カタールの首都ドーハのイラン外交筋によると、小型船での物資輸送も行った。

 ロイターによると、カタールは食料の8割をイスラム教スンニ派の大国サウジなど周辺諸国からの輸入に依存。対するイランは地域のシーア派大国で、サウジは昨年1月から断交している。

 サウジやカタールなどの間で仲裁を進めているクウェートの外相は、カタールはサウジなどの懸念に耳を傾ける用意ができていると述べた。ただ、カタールの外交筋は「指導力不足」だと米国を批判しており、早期に事態が収拾されるかは不透明だ。

最終更新:6/12(月) 19:51
産経新聞