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ロシア、反政権デモ参加者1600人超を拘束 野党指導者は自宅前で

6/12(月) 21:00配信

産経新聞

 【モスクワ=黒川信雄】ロシア各地で12日、プーチン政権の汚職問題に抗議するデモが実施され、露メディアによるとモスクワで750人以上、西部サンクトペテルブルクでも約900人が拘束された。デモは野党指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏(41)が呼びかけていたが、同氏も12日、自宅前で拘束された。デモに向かおうとしたところだったとみられる。

 野党側などによると、治安当局はデモ参加者らに催涙ガスを使用。ナワリヌイ氏の活動拠点の電気も止められた。デモが実施されたモスクワ中心部のトベルスカヤ通りでは、多数の警官や武装した治安当局者が厳重に警戒を行っていた。

 デモは、ロシアが主権宣言した祝日「ロシアの日」に合わせて実施された。当局はモスクワ市内の別の場所での開催に同意していたが、ナワリヌイ氏側は当初申請した中心部での開催を決行。露治安当局は、未許可の活動として実施を容認しない姿勢を鮮明にしていた。

 デモに参加するためトベルスカヤ通りに来ていたプログラマーのドミトリーさん(22)は記者に、「ここに集まった人々には何の悪意もない。政権が不測の事態を恐れたのではないか」と当局の対応に憤った。

 ナワリヌイ氏はメドベージェフ首相の巨額不正蓄財疑惑を追及する動画をネット上に公開し、それがきっかけとなり3月には全土で数万人が参加した大規模な反政権デモが起きていた。

最終更新:6/13(火) 1:46
産経新聞