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放射性物質事故 作業員の肺再検査、プルトニウム不検出 量子科学技術研究開発機構

6/12(月) 21:26配信

産経新聞

 日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)の被曝(ひばく)事故で、作業員5人の治療を行っている放射線医学総合研究所(千葉市)の上部組織、量子科学技術研究開発機構は12日、5人の肺を3、4回再検査した結果、プルトニウムは検出されなかったと発表した。一部の患者からはアメリシウムが検出されたものの、減少傾向にあるという。

 原子力機構は6日の事故当夜の検査で、50代男性の肺から2万2千ベクレルのプルトニウムが検出されたと発表していた。量研によると、搬送後に4人の体の表面で汚染が確認。原子力機構も12日会見し、「皮膚のしわに残ったプルトニウムなどを過大評価した可能性がある。緊急医療措置の判断のために対応を急いだためで、過小評価するよりはよい」と述べた。また、原子力機構での除染は汚染区域からの退出基準を満たしていたとしている。

 放医研は5人に放射性物質の排出を促す薬剤を投与。今後は退院を視野に5人の排泄(はいせつ)物などから体内被曝の評価を行う。量研執行役で緊急被曝医療に詳しい明石真言氏は「内部被曝の可能性はあるが、症状が出るような健康影響があるとは考えられない」と話した。

最終更新:6/12(月) 21:26
産経新聞