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【為替見通し】気がかりなナスダック急落、ドル/円108円台突入に?

6/12(月) 11:45配信

投信1

先週はコミー前FBI長官の議会証言、欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁の会見、英国総選挙の3大イベントがあったものの、為替市場ではさほど大きな動きはありませんでした。しかし、今週も米連邦公開市場委員会(FOMC)という大きなイベントが控えています。

先週末の9日にはナスダック市場が大きく値下がりしており、株式市場の潮目の変化の可能性も出ている中で金利引き上げが既定路線とみなされるFOMCを迎える今週の為替市場。ドル/円が先週の安値109円台前半を割れて、108円台に突入するかどうかがポイントとなります。

先週の為替動向振り返り

先週は8日にコミー前FBI長官の議会証言、ECBドラギ総裁の会見、英総選挙の3大イベントがあったため、8日以降に大きな値動きが予想されていました。

しかし、英総選挙で保守党が過半数割れに追い込まれたものの、それほど大きなサプライズはなく、8日以降もポンドを除くと大きな値動きがありませんでした。投資家は肩透かしをくらった格好と言えるでしょう。

ドル/円は6日に110円を割れ109円台前半まで下落したもの、8日には反転し110円台を回復。先週の終値はほぼ先々週と同レベルとなっています。

一方、英総選挙の投開票の結果を受けたポンド市場は大荒れ。特にポンド/ドルは1時間で200pips以上下落し、それほど戻ることなく週の取引を終えています。

下げが止まらない原油価格(WTI)

先週動きを見せたのは原油市場(WTI)です。

既に5月下旬から下落を開始していた原油価格ですが、6月5日に節目価格の50ドルを割れた後、7日には大きな下落に見舞われて48ドル台に突入。その後も価格は上昇することなく48ドル台で先週の取引を終了しました。

価格は5月に付けた安値水準にまで下落しており、現状よりさらに下降すると下落のスピードが加速する可能性の高い価格水準に位置しています。

また、歴史的安値に沈んでいたVIX指数は9日に大きく上昇しました。歴史的安値ゾーンから抜け出したわけではありませんが、今後の金融市場のリスクの高まりを示唆するチャートパターンとなっています。

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最終更新:6/14(水) 12:15
投信1