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居眠りじゃない! ナルコレプシーの4大症状をチェック

6/12(月) 20:00配信

All About

◆ナルコレプシーとはどんな病気?

ナルコレプシーは、緊張する場面でも本人の意思に関わらず眠り込んでしまう、強い感情の動きが引き金となって倒れこんでしまう、などといった症状を持つ過眠症のひとつです。

日本では人口の0.16~0.59%、欧米では0.02~0.04%がこの病気にかかっています。10歳代で発症することが多く、家族内発症も4.3~7.5%にみられることから、遺伝的な素因も発症に関係しますが、後天的な要素も大きいと考えられています。

◆ナルコレプシーの4大症状

ナルコレプシーの患者さんには、次に挙げる4大症状と呼ばれる症状が見られます。もちろん、健康な人でもこれらの症状のうち、いくつかは見られることがあります。逆に、ナルコレプシーの方でも、常に全ての症状が揃うわけではありません。

■昼間の耐え難い眠気(睡眠発作)
危険な作業や大事な会議、デートの最中など、積極的な参加や緊張感を要する状況でも、本人の意志に関係なく突然眠り込んでしまいます。睡眠発作は、30分ほどで自然に目覚め、起きれば気分はスッキリします。起きた後しばらくは眠気がなくなっていますが、数時間たつと再び激しい眠気が襲ってきます。

病気についての理解がない周囲からは、怠けているとか、気合いが足りないと見られることもあます。そのため、社会生活に大きな差しさわりとなることがあります。

■情動性脱力発作(カタプレキシー)
興奮すると、ガクッときます
笑う、喜ぶ、怒る、驚く、興奮するなど、強い感情の動きが引き金になって、全身の筋力が抜けてしまう発作です。

発作中、意識はしっかり保たれています。数秒~数分たつと元に戻って、自然に力が入るようになります。

発作の程度はいろいろあり、ろれつが回りにくい、首が前にガクッと垂れ下がる、手足に力が入りにくくなるものから、その場に倒れこんでしまう重度のものまであります。

また、情動性脱力発作を起こさないタイプのナルコレプシーもあるので、注意が必要です。

■睡眠麻痺
いわゆる金縛りと呼ばれているものが、寝入りばなや目覚めた直後に起こります。睡眠麻痺は、数分以内に、自然になくなります。

健常な人では、寝ついてから90~120分してから現れるレム睡眠が、ナルコレプシーの人では寝ついてすぐ現れます。レム睡眠は、全身の筋肉が動かない状態の浅い眠りです。この睡眠のときに、何かの原因で意識が残っていると、体が動かせずに焦ってしまいます。

■入眠時幻覚
睡眠麻痺と同時に起こることが多いものに、入眠時の幻覚があります。この2つと情動性脱力発作をまとめて、レム睡眠関連症状とも言います。

幻覚は、怪しい人影や化け物が危害を加えにくるなど、かなり現実感があり鮮明で、恐ろしいものが多いようです。これも睡眠麻痺と同様に、数分以内になくなります。

4大症状は、ナルコレプシーの患者さんによく見られるものですが、4つ全てが現れるのは、患者さんのうち20~25%の人だけです。

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最終更新:6/12(月) 20:00
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