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SNS自殺ゲーム「青い鯨」が中国に上陸

6/12(月) 14:30配信

THE ZERO/ONE

ロシア発の危険すぎる自殺ゲーム「青い鯨」(Blue Whale)が、中国にも上陸し、すでに自殺者が出ているという話がSNSでは飛び交っている。警察、教育関係者は厳戒態勢に入り、SNS「QQ」でも、青い鯨ゲーム関係のグループの強制削除を始めたと、北京青年報が報じた。

人を自殺に追い込む死のゲーム

自殺ゲーム「青い鯨」は、ロシアの心理学を修めたフィリップ・プデイキンが始めたと言われる。プデイキンが主催するSNSグループに入ると、毎日1つずつ、プレイヤーに「任務」が言い渡される。

しかし、この任務が尋常ではない。「朝4時20分に起きて、ホラー映画を見ろ」「朝4時20分に橋の上に行け」「朝4時20分に高層ビルの屋上に行け」から始まり、「死ぬ覚悟ができたら、太ももにYesとナイフで刻め」「腕にクジラの絵をナイフで刻め」と自傷行為にエスカレートしていき、50日目の最終日には「高層ビルの屋上から跳べ」となり、エンディングを迎える。

任務を実行した証拠写真をSNSにあげることが義務付けられ、脱落しそうになると、参加プレイヤー全員が励ましたり、脅したりして、リタイアを許さない。

プデイキンは、人の心理を操るソーシャルエンジニアリングの達人と言われ、プレイヤーがいかに世の中にとって不要な人間であるかを信じ込ませていく。判明しているだけで15人を自殺まで追い込み、実際にそのうちの10人が死亡した。

青い鯨は、ロシア周辺の東欧諸国に飛び火をし、なぜか次は南米に、そして5月初旬ごろ中国にも上陸をした。

女性の裸が見たいだけ!? 中国版の藍鯨

中国でもすでにSNS「QQ」に藍鯨(lanjing、青い鯨の中国名)関連のグループが相当数あり、参加人数も1グループあたり200人、300人と拡大している。5月15日には、安徽省宣城市けい県公安が、管内で不審な学生6名に声をかけたところ、この藍鯨の任務の遂行中だったことから補導をし、学校と家族に通知をした。また、広東省湛江(たんこう)市公安は、SNS上で藍鯨グループを主催していた17歳の学生を補導し、SNSグループを解散させた。

自殺まで至った若者がいるかどうかは不明だが、SNSなどではもっともらしく自殺事案が伝えられている(ただし、藍鯨との関係は不明)。

QQでも運営側が、藍鯨関係のグループの削除を始めているが、「420」「LJ(藍鯨の中国語読みの頭文字)」といった、一見無関係に見えるが、藍鯨に参加したい若者からすればすぐにわかるグループ名をつけられるので、打つ手がない状況だ。

この藍鯨ゲームの特徴は、参加者が10代から20代前半の女性が圧倒的に多いということだ。主催者が男性で、参加した女性に命令をして、自殺に導くというパターンが多い。

もうひとつの特徴が、参加するときに、参加する女性の裸の自撮り写真を主催者に渡すことを要求されることだ。「脱落した場合は、写真を公開する」という縛りをかけることで、最後までやり通させることが目的だ。

そのため、本来の藍鯨ゲームではなく、女性の裸の写真を見たいがために、この藍鯨ゲームを主催しているふりをする男性までQQ上に現れている。中には、裸の写真を手に入れるとすぐに「5000元(約8万円)支払わないと、写真を公開する」と脅して、お金をゆすろうとした男性までいて、逮捕されている。

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最終更新:6/12(月) 14:30
THE ZERO/ONE

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