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アイドルシーンに再び狂い咲く悪の華……新体制のBiSがスゴい「バカとか言われるかもしれないけど、絶対にやってみせるから」

6/12(月) 11:51配信

Billboard Japan

 2014年に解散した先代BiSのメンバー、カミヤサキがGANG PARADEよりレンタル移籍という形で帰還。パン・ルナリーフィ&ももらんども新メンバーとして加わり、7人組となった新生BiSが5月30日 新体制初のワンマンライブを恵比寿リキッドルームにて開催し、満員のオーディエンスを狂乱させた。

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BiSのはじまり~学園祭とその準備期間のような日々を送っていた時代

 2011年のデビュー~2014年の解散に至るまでの先代BiSは、元々はリーダーのプー・ルイがソロ活動に苦戦し、険悪な仲であった渡辺淳之介マネージャー(現WACK社長)を困らせてやろうと勢いで立ち上げたアイドルグループであり(アイドルを選んだ理由は、高橋愛率いるプラチナ期のモーニング娘。にハマっていた為)、アイドル活動に関する一切のノウハウを持ち合わせていなかった彼女達は、自ら「可愛くもない、歌もダンスも上手くない、誇れるものは松隈さん(松隈ケンタ/サウンドプロデューサー)の音楽だけ」と口にしながら、だから他と同じ事をしても仕方ないと“悪ふざけ”とも捉えられるアプローチを次々展開。PV撮影で電車の中を勝手にデコレーションしたり、パンスト被ったり、メンバー同士でディープキスしたり、同じ曲(今やアイドルシーンのアンセム化している「nerve」)を連発したり、ステージにお客さんをどんどん上げちゃったり、挙句の果てに全裸で樹海を駆け回ったり、過激路線アイドルの草分け的存在として……なんて意識も当時はなく、ましてや「絶対に世界を変えるんだ!」なんて気概も一切なく、どちらかと言えば「これはヤバい!笑」と研究員(BiSファンの呼称)とゲラゲラ笑いながら、時に青春よろしくでぶつかり合ったりもしていたが、毎日が学園祭とその準備期間のような日々を送っていた。

世界を変える。その言葉が次第にBiSの大きな原動力となった時代

 が、AKB48のメンバーが過呼吸で次々ぶっ倒れていくドキュメンタリー映画の上映もあったりと、アイドルシーンに「センセーション」というキーワードが飛び交い出した頃、BiSはそれまでのゲラゲラ笑える衝撃以上に「エモさ」を求め出す。メンバー間の内紛公開やそれに伴う脱退劇、過酷過ぎる24時間100kmマラソン、宿飯なしの車中泊ツアー、その果てにメンバーボイコットや乱闘騒ぎまでと、ハチャメチャのベクトルが完全にヒリヒリしたものへと変わっていった。それに伴い「primal.」や「Fly」をはじめとしたエモい楽曲たちはライブで披露される度に涙を誘うキラーチューンへと深化し、元々はみんなでバカ騒ぎする為の楽曲に過ぎなかった「レリビ」(1stアルバム収録曲)に関しては、その英語詞が実は「他の人のことなんか気にしてられなかった だって世界を変えるなんて普通じゃできるわけない 結局世の中なんてほとんどなるようにしかならないし 楽しいことばかりじゃないのもわかってる…それでも私たちはやってみせるから!」とまるでBiSのストーリーを予言していたかのような内容だったこともあり、「世界を変える」その言葉はどんなにボロボロになっても目標に向かって走り続けるメンバーの状態と相まって、次第にBiSの大きな原動力となっていく。

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最終更新:6/12(月) 11:51
Billboard Japan