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来たれ、女性ドライバー 人材育成・確保へ部会発足 十勝地区トラック協会

6/12(月) 14:13配信

十勝毎日新聞 電子版

 十勝地区トラック協会(梶竹征会長)が運送業界への女性進出などを目的に、同協会女性部会を発足させた。道内のトラック協会(全7地区)で女性部会を設立するのは札幌地区に続いて2地区目。十勝では農産物輸送のほか、台風災害後の農地復旧に向けた掘削土の運搬など運送業の重要性が増す中、各種研修を通じた資質向上やドライバー不足解消に向けた方策の検討などを行う。

 最近10年間の同協会会員1社当たりの労働者数(事務職を含む)は2009年度まで平均20人以上で推移しているものの、その後は減少が続き、13年度からの16年度の4年間は平均19人台。ドライバー数と関連している車両保有台数も16年度末(会員300社)が6406台で、15年度末(会員社296社)の6420台と比較すると、会員社が増えるのに反して保有台数は減少している。

 十勝地区トラック協会は「正確なドライバー数は集約していないものの減少しているのは間違いない。特にここ1、2年は他の業界でも人手不足が続いていることもあり、募集しても人が集まらない状況。女性ドライバー数に大きな増減はないが、管内全体で20人ほどにとどまっている」とする。

 女性部会の設立は運送業に従事する女性の増加や資質向上のほか、交流で得た知識を自社の経営改善に活用してもらうことも狙い。活動は年4回を予定し、今年度は女性の管理職やドライバーの人材確保対策を検討するほか、女性に関心のあるテーマを中心に研修会や講演会を行う。会員は17社の18人で構成する。

 設立総会は2日に行われ、部会長に戸出優子氏(道東運輸社長)を選出。戸出部会長は「運送は経済を担う仕事。さまざまな会合を通じて悩みや課題を共有し合いながら取り組んでいきたい」、十勝地区トラック協会の奥野一男専務理事は「女性ドライバーや管理職の登用が増えていくように働きかけをし、業界の人材不足を少しでも解消できれば」と今後の活動に期待している。(中島佑斗)

十勝毎日新聞