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ホークスまた4番離脱、内川に続きデスパも 足引きずり生還しベンチ凍り付く けが人続出、大きすぎる試練

6/12(月) 6:01配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク5-2阪神(11日・ヤフオクドーム)

 また4番がいなくなった…。本塁打、打点の「2冠王」アルフレド・デスパイネ外野手(30)が右太もも裏肉離れで出場選手登録から外れることになった。3回の走塁中に痛めた。故障の内川に代わり、この日も先制V打を放つなど、4番の務めを果たしてきた。6カード連続勝ち越し&交流戦首位でも痛すぎる戦線離脱。和田、武田、千賀ら投手陣に加え、打の主軸まで受難続き。おはらいをしたい。

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 猛然とホームへと突入してきたデスパイネが、本塁手前で顔をゆがめ急減速した。3回。松田の右中間への適時二塁打で、二塁から三塁を蹴りホームを狙った時だった。トップスピードとなったところで顔をゆがめ、右脚をひきずりながら何とか生還。得点の喜びよりも、その姿に、嫌でもベンチは凍りついた。

 ベンチ裏へと下がったデスパイネは、その後の打席に立つことなく試合中に福岡市内の病院へ直行した。試合終了直後、本拠地へ戻ってきた助っ人は右脚を痛々しくひきずりながら、通訳を介して「トレーナーに聞いて」とだけコメント。そしてチームに届いたのは悲報だった。磁気共鳴画像装置(MRI)による診断の結果は、右太もも裏の肉離れ。首脳陣は、きょう12日に出場選手登録抹消することを決定した。

 今季、投打に故障者が続出しているチームにとって、最大とも言える受難だ。デスパイネはここまで、ともに両リーグトップの本塁打(18)と打点(53)をマーク。開幕から勝負強い打撃で勝利に貢献するだけでなく、内川の離脱後は8試合で4番を任され、3本塁打7打点と代役を務め、この日も初回に決勝打となる先制タイムリーを右前に放った。全治は未定で、復帰時期も流動的だが、最短でもリーグ戦再開後の23日西武戦(ヤフオクドーム)。工藤監督は「それ(最短復帰)は最高だけど、完治を優先させないと」と、敗戦時のようにショックを隠しきれなかった。

 得意の交流戦では再びオリックスと同率での首位に浮上したが、3年連続の“頂点”にも暗雲が垂れ込めた。左首痛の影響で登録を抹消されている内川は、最短で13日巨人戦から登録可能だが、12日からの東京遠征には同行せず筑後で治療とリハビリを行うことがこの日までに決定。交流戦中の復帰も微妙な状況で、チームは打線の中心を欠いた戦いをしばらく強いられることになる。

 13日以降「代役の代役の4番」を誰が務めるかは、流動的だが、試合後には急きょ首脳陣ミーティングを行った。デスパイネに代わり途中出場で3打席連続三振を喫したジェンセンの2軍降格も決まり、長谷川勇と高田を緊急昇格させることが決定。「4、5番がいない? 分かってるよ。それは俺が一番…。とにかくいるメンバーで頑張るしかない」。工藤監督は球場を離れる際には努めて気丈に前を向いたが、V奪回へ向けても大きすぎる試練が訪れたことは間違いない。

西日本スポーツ

最終更新:6/12(月) 8:18
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