ここから本文です

<話題>裾野が広がる半導体・FPD関連

6/12(月) 9:30配信

モーニングスター

 半導体・FPD(フラットパネルディスプレー)製造装置関連ではアルバック <6728> が上場来高値圏にあり、東エレクトロン <8035> やV・テクノロジー <7717> をはじめ多くの専業メーカーが年初来高値を更新。マーケット全体をけん引してきたが、その後もセグメントの中で半導体・FPD関連が伸長したことで年初来高値を更新する銘柄が続出。目の離せない展開が続いている。

 背景にあるのは三次元NANDやDRAMのほか、IoT(モノのインターネット)や車載等向けの半導体に旺盛な需要が続いていること。スマートフォンの高機能化、OLED(有機EL)化、テレビの4K化、大画面化も追い風だ。シリコンウエハーは例年1-3月が閑散期となるが、今年は需給がひっ迫。300ミリメートルはもちろん、200ミリメートルにも強い需要が継続し、値戻しも進み始めている。

 こうした中、例えば「半導体・FPD製造装置用部品への加工」が売上高の3割強を占めるトーカロ <3433> は、17年3月期上期は減収減益だったが、下期に同加工が盛り返したことで、通期は17.5%の営業増益を達成。18年3月期の4.5%の営業増益予想は保守的な印象。

 ダイヘン <6622> は、17年3月期の営業利益が87億円(前期比6.7%減)にとどまったが、下期に世界トップシェアを誇るシリコンウェハ・大型液晶ガラス基板の真空搬送ロボットが活況となり、営業利益は従来予想を7億円超過。18年3月期の予想営業利益は100億円(同14.9%増)としている。

 住友ベークライト <4203> は封止材で世界トップの「半導体関連材料」を中心に、「高機能プラスチック」「クオリティオブライフ関連製品」の主要3セグメントが全て増益となり、17年3月期の営業利益は169億円(前期比64.8%増)に増大。18年3月期の予想営業利益は180億円(前期比6.6%増)だが、17年3月期第4四半期(17年1-3月)の営業利益は53億1700万円(前年同期比3.0倍)と好調な推移をみせており、増額の可能性がある。

 堀場製作所 <6856> は世界トップシェアで半導体製造工程に不可欠なガスや液体の流量を制御する「マスフローコントローラ」が活況となり、17年12月期第1四半期(1-3月)の営業利益は61億8500万円(前年同期比19.6%増)に増大。これを踏まえ、上期の予想営業利益を従来の90億円から100億円(同28.6%増)に引き上げている。

(モーニングスター 6月 9日配信記事)

チャート

アルバック6728
5570円、前日比-230円 - 6/28(水) 15:00

チャート

東京エレクトロン8035
15410円、前日比-685円 - 6/28(水) 15:00

チャート

ブイ・テクノロジー7717
19890円、前日比-1050円 - 6/28(水) 15:00