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F1カナダGP決勝詳報:ハミルトン、盤石なるペースで今季3勝目。アロンソ残り3周にしてエンジントラブル喫し入賞逃す

6/12(月) 6:18配信

motorsport.com 日本版

 6月11日、F1第7戦カナダGPの決勝が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで優勝を飾った。

F1カナダGP決勝リザルト

 会場となるジル・ビルヌーブサーキットは、モントリオール3日間の中で最も晴れ晴れとした天候に恵まれたが、秒速40mほどのやや強い風の吹く、気温28度、路面温度41度というコンディションだった。

 ザウバーのパスカル・ウェーレインは、予選でのクラッシュでギヤボックスを交換したことで、グリッド降格ペナルティを科された。チームはピットスタートを選択したため、グリッドには並ばなかった。

大波乱の1周目、無念のフェルスタッペン

 決勝スタートは大波乱となった。まず5番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と6番手のダニエル・リカルドが好発進を決め、フェルスタッペンが2番手、リカルドが4番手に浮上。一方、フェラーリ勢が揃ってポジションを下げ、セバスチャン・ベッテルが2番手から4番手、キミ・ライコネンが4番手から5番手となった。またベッテルは、1コーナー入り口でフェルスタッペンにオーバーテイクされる際に、フロントの翼端板を轢かれてしまった。

 後方ではロマン・グロージャン(ハース)がカルロス・サインツJr.(トロロッソ)に追突する格好となり、サインツJr.はこの影響でコース外の芝生にはみ出してしまったことでマシンのコントロールを失い、前方で2つポジションを落としていたフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)を巻き込んでクラッシュした。これが原因で1周目からセーフティカーが隊列を先導することとなった。

 さらにマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、コントロールを失ったサインツJr.を避けるため、同僚のストフェル・バンドーンに先行を許してしまった。

 波乱の1周目が終了した段階で、隊列は首位ハミルトン、フェルスタッペン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ベッテル、リカルド、ライコネン、フォースインディアのセルジオ・ペレスとエステバン・オコン、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、ダニール・クビアト(トロロッソ)、バンドーン、アロンソという格好になった。

 3周目の終わりにセーフティカーが隊列から外れ、レースが再開された。

 ライコネンはコース外にタイヤを落とし、マシンのコントロールを失ったことで、ペレスの先行を許してしまう。その翌周にベッテルがピットイン。ノーズを交換し、スーパーソフトタイヤに履き替えて体制を整えた。これで18番手(最後尾)まで順位を落とすこととなった。

 11周目、スタートで好発進したフェルスタッペンが、無念のリタイアとなった。2コーナー出口でシフトアップしたところ、フェルスタッペンのマシンは異音を上げ、パワーを失った。マシントラブルを感知したフェルスタッペンはスローダウンし、マシンをコースサイドに停車させてリタイアとなった。これによりバーチャルセーフティカーが宣告された。

 この宣告発動に反応するのが一瞬遅れたハースのケビン・マグヌッセンは、バンドーンをオーバーテイクしてしまい、5秒のタイム加算ペナルティを被ることになった。

 14周目にレースが再開。10番手のバンドーンは、マグヌッセン、ランス・ストロール(ウイリアムズ)、ヒュルケンベルグらに立て続けに交わされてポジションを落とした。

 その翌周、リカルドがソフトタイヤに切り替え、コースに復帰。そのままリカルドはアロンソを攻略して4番手に浮上。さらにペレスもアロンソを交わして5番手となった。

 その後、アロンソは「3速と4速をショートシフトしてほしい」というチームオーダーをチーム無線で受けた。アロンソは不信感を露わにし、その理由を尋ねた。

 23周目でボッタスがピットインし、ソフトタイヤに切り替えた。その一方、先頭のハミルトンは好ペースを発揮し、25周目にはファステストラップを記録。2番手のオコンとの差をさらに開いていく。オコンはタイヤをリフレッシュしたボッタスを抑え、2番手を維持していた。

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