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UACJ銅管、17年度国内生産5%増目指す

6/12(月) 6:03配信

鉄鋼新聞

 UACJ銅管(本社・愛知県豊川市、社長・松下彰氏)は2017年度の国内生産量を前年度比約5%増の月間4100トン強を目指している。銅管はエアコン向けが主力。年明けからの需要増で足元はフル生産。また、今後も夏場は猛暑が見込まれることから目先についても期待感がある。加えて発電所向けの銅合金管や、スポット溶接用電極材など高付加価値品の販売を増やす方針。

 16年度実績は月間3900トン強。下期にエアコン向けが好調だったことに加え、給湯器関連も堅調だった。さらに医療関連など市況品の銅管の荷動きも順調。営業利益は約2・3倍の7億円に増益した。販売数量の増加に加え、11月からの銅価急騰で棚卸資産の評価益が出たほか原価低減活動などが貢献している。
 17年度は8月ごろまではフル生産が続く見通しとなっている。ルームエアコン向けに加え、ビル用パッケージエアコン向けの需要にも期待。現在はエアコン用銅管の生産ラインに他部門から応援を出し需要増に対応している。
 また夏場以降については猛暑になればエアコンの在庫補充の需要が見込まれる。併せて新製品のニーズにも期待。松下社長は「アリの巣状腐食を抑える新銅管DANTの引き合いがルームエアコン関連で多く、秋以降に来期向けの量産体制の確立を進めていく」と話している。
 発電所向けの銅合金管は火力発電所のメンテナンス関連で需要を捕捉したい考え。スポット溶接用電極材はジルコニウム入りクロム銅棒に加えて、自動車用アルミ板のスポット溶接において、耐摩耗性を高めた銀入りの電極材を拡販。親会社であるUACJの自動車用アルミ板材と合わせて提案する取り組みを進める。
 営業利益は約2・3倍の16億円を計画。中国子会社の事業停止で損益が改善するほか、数量増や高付加価値品の拡販も後押しする。

最終更新:6/12(月) 6:03
鉄鋼新聞