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『レイルロード・タイガー』でジャッキー・チェンと堂々対峙! 池内博之が裏側を語る

6/12(月) 18:00配信

ぴあ映画生活

ジャッキー・チェン主演のアクションコメディ『レイルロード・タイガー』に、近年、中国映画への出演が続く池内博之が出演。敵役としてガチンコのアクションシーンにも挑み、存在感を見せつけている。「ジャッキーさんの相手役だよと言われて、『え!本当に!?』と耳を疑った」という池内に、現場で目の当たりにしたジャッキーのすごさ、また通訳を介した演技だったからこそ生まれた、池内の愛嬌あるシーンの秘話などを聞いた。

『レイルロード・タイガー』池内博之 その他の写真

当初、キャスティングには幾人かが挙がっていたというが、ドニー・イェン相手に激しいアクションを披露した『イップ・マン 序章』(08)を観ていたディン・シェン監督(『ポリス・ストーリー/レジェンド』)が池内を推した。「でも、決定前からトレーニングは始めていました。普段からジムに通ったりはしていますが、もっとハードにやらないと、と思って。決まらない可能性もありましたが、決まったらマズイですから。アクションに関しては間に合わないし、現場でやるしかないと思いましたけど、見た目を作る準備はしていました」とストイックな姿勢を見せる。

1941年の中国を舞台に、日本軍の物資を盗み“レイルロード・タイガース”と呼ばれる、鉄道で働く主人公(ジャッキー)や地元の男たちが、負傷兵から橋の爆破作戦のミッションを頼まれて奮闘する本作。池内は計画を阻止しようとする日本軍の憲兵隊長山口役だ。「ジャッキーさんの相手役というだけで、やらせていただきたいと思いました。ただアジア映画の日本兵というと悪く描かれる場合もあるので、心配じゃなかったかと言ったら嘘になります。結果的に、イヤな役ではなかったので本当によかったです」。

序盤から池内とジャッキーとの、いわゆるジャッキー映画らしいテンポのアクションが登場し、日本兵うんぬんの心配など吹き飛んでワクワク感が高まっていく。そしてCGに頼るのではなく、小麦粉や熱湯といった小道具を使った体を張ったアクションに、コメディ演出だけでなくニンマリしてしまう。だが、演じるほうは大変だ。

「見どころはクライマックスの鉄道でのアクションですが、刀を使ったアクションも大変でした。主人公の家に山口がやってきて、負傷兵が隠れていないか、刀を怪しい場所にガンガン当てながら探すんです。あの刀、めちゃくちゃ重いんですよ。でもかっこよく探さなくちゃいけない。アクション指導の方に教えていただいたんですが、重くて全然できないんです。そうしたらジャッキーさんが、こうやるんだよって、見本でやってくれて、1発でできちゃうんです(苦笑)。本当にすごいと思いましたね」。

ジャッキーとは通訳を介さずに英語で話していたという池内だが、演技の際には当然、通訳の力を借りることになる。ときには誤解が生じることも……。「薬で朦朧としている山口が、日本軍の高官である女性にキスする場面があるんです。テストのあと、監督からの指示があったんですけど、誤解してしまって、本番で女性にキスした後、おじさんにキスをしに襲いかかってしまったんです。現場は大爆笑でしたよ(苦笑)。それが本編に使われています」。池内にとっては誤算だが、映画的には大正解の場面になったようだ。

取材・文・写真:望月ふみ

『レイルロード・タイガー』
6月16日(金)より全国ロードショー

最終更新:6/12(月) 18:00
ぴあ映画生活

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