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フェルナンド・アロンソ「カナダGPでの、マクラーレン・ホンダのストレートスピードの遅さは”危険”なレベルだった」

6/12(月) 8:47配信

motorsport.com 日本版

 フェルナンド・アロンソはカナダGPにおいて、マクラーレン・ホンダのライバルに対するストレートスピードの遅さは、”危険”なレベルだったと語った。

【写真】今回もポイント獲得できなかったマクラーレン・ホンダ。アロンソはファンに感謝を伝える

 カナダGPでのアロンソのマシンのトップスピードは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが記録したトップスピード、344.1km/hと比べ26.5km/hも遅かった。アロンソのチームメイト、ストフェル・バンドーンはもう少し”マシ”で、330.5km/hをマークしている。

 アロンソは70周のレースの内、42周目までスタート時のタイヤを引っ張り順位を上げていったが、残り2周でエンジントラブルが発生してポイント圏外になるまで、何度も他のマシンからオーバーテイクされた。

「パワー不足を考えれば、レース自体はすでに十分難しいものだった」とアロンソは述べた。

「彼らは僕たちをストレートの途中で抜いていった。スピード差が危険なくらいある時すらあった」

 F1はまだ第7戦のカナダGPを終えたところではあるが、アロンソのマシンはすでに1シーズンで使用できるパワーユニットのコンポーネント数、4基をオーバー。アロンソがインディ500に参戦した際に、彼の代役としてモナコGPに参戦したジェンソン・バトンがグリッドペナルティを受けている。アロンソは、今回発生したトラブルでまた新たにパワーユニットを投入することで、次戦のアゼルバイジャンでグリッドペナルティを受けることを確信している。

「僕たちは今日、ポイントを失っただけではなく、もうひとつのレースも失ったんだ。バクーでは最後尾からスタートするだろう。ジェンソンがモナコでパワーユニットを交換し、最後尾からスタートしたからね」とアロンソは語った。

「ここカナダでパワーユニットを失い、バクーでまたペナルティを受けることになる。状況は、言うまでもなく良くない」

 インシデントに巻き込まれなかったバンドーンはレース序盤で一時9番手を走るも、結局14位でフィニッシュした。

「難しいレースだったが、レースの前から多かれ少なかれ、それはわかっていたことだと思う」と、バンドーンは語った。

「ストレートもそうだし、今日かなりの量の燃料を節約しなければならなかったことが、僕たちにとって本当にダメージになった」

「僕たちは今日、”良いカモ”だっただろう。僕たちにはディフェンスする力もない。僕たちは他車を後ろに留めておく”トリック”を考案しなければならず、すべてが非常に困難になり始めている」

「できることはあまりない。それについて、嘆くことはできるけどね。でも結局、僕は自分の仕事をやろうとするだけだ。すぐに改善が行われて、他の人たちと実際のレースを始められることを願っている」

アロンソ、グランドスタンドでファンサービス

 レース終盤にリタイアしたアロンソは、グランドスタンドに入りファンサービスを行った。彼は、この行動は自身のグローブをファンに向かって投げるというアイデアから想起された、自発的なものだと説明した。

「僕は、そこにいる人々に自分のグローブをあげたかったんだ。でも、グランドスタンドは遠すぎた。グローブを投げてもファンのところまで届かないと思った」とアロンソはコメントした。

「だから上にあがり、グローブを投げようと思った。でも一旦そこに行くと、出て行くことなんてできなかった。僕たちはファンから本当にたくさんのサポートを受けている。カナダに来るたびに、何かお返しをするべきだと感じていたんだ」

Matt Beer