ここから本文です

フロントウイングを”踏まれた”ベッテル「ダメージに早く気づいていれば…」と後悔/カナダGP

6/12(月) 11:03配信

motorsport.com 日本版

 カナダGP決勝、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは2番グリッドから決勝に臨んだものの、好スタートを見せたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、フェラーリのセバスチャン・ベッテルの前に出てたことで、ターン1に向けて4番手で進入することになった。

【写真】ピットインしてきたベッテル。フロントウイングの左右を比べると、ダメージがかなり大きいことがわかる

 イン側にバルテリ・ボッタス(メルセデス)、アウト側にフェルスタッペンと3台並んでの苦しいターンインとなった結果、フェルスタッペンの左リヤタイヤがベッテルのフロントウイングの右翼端板を掻き取る形となってしまった。

 このダメージは、ベッテルを予定外のピットストップに追い込むには十分だった。彼は18番手まで落ちたものの、怒涛の追い上げを見せ最終的に4番手でレースを終えた。

 レース後、スタート直後のフェルスタッペンについて、動きがあまりにも無鉄砲だったと思うかと問われたベッテルは次のように答えた。

「彼の立場からはわからないけど、僕は間違いなく予想していなかった。僕はバルテリに集中していたんだ。僕の前にはルイス(ハミルトン)がいたから、本当にどこにも行く場所がなかった。ブレーキを遅らせれば、ルイスに追突していたからね」

「それからマックスは、アウトサイドでチャンスを得て、僕のフロントウイングの”上”を走って行ったんだと思う」

「僕は彼がわざとやったとは思っていない。普通はタイヤがパンクするからね。その点で彼は幸運だった」

 フェルスタッペンはターン1でのインシデントを無傷で切り抜けたが、2番手走行中の11周目にバッテリーの問題でリタイアとなっている。

ダメージにもっと早く気づくべきだったと後悔

 ベッテルは、彼とチームがフロントウイングの損傷具合をすぐに認識できなかったことを後悔している。つまり、彼らはカルロス・サインツJr.(トロロッソ)とフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)がクラッシュしたことにより1周目から出動した、セーフティカー中にピットインするべきだったと考えているのだ。ベッテルは結局レースが再開した直後にピットインを行っている。

「レースの1周目は普通、混乱が起きるものだ。タイヤは冷えているし、特に今日は風も強かったターン6、7で何かが起きたことを感じて、それからセーフティカーが出動した」

 ベッテルはそう状況を説明した。

「僕はダメージのチェックを求められたけど、その時にはセーフティカーの後ろにいた。ダメージがある状態なのに、それを感じることができないほど、速度が遅かったんだ」

 ベッテルは、レースが開催された”直後”にダメージが余りにも深刻であることに気づき、ピットイン。多くの時間を失ったと語った。

「ダメージを認識し、(セーフティカー出動中に)フリーピットストップをするべきだったんだ。みんながレーススピードに戻ってからピットストップをしたことで、隊列に追いつくために数周を費やすことになってしまった」

1/2ページ