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ハレプ、初のグランドスラム優勝と世界1位を逃す [全仏テニス]

6/12(月) 16:00配信

THE TENNIS DAILY

 フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス決勝。

20歳のオスタペンコがグランドスラムでツアー初優勝「ただ試合を楽しんで、ベストを尽くした」 [全仏オープン]

 第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)はノーシードの20歳エレナ・オスタペンコ(ラトビア)に6-4 4-6 3-6の逆転で敗れ、グランドスラム初制覇を逃し、世界ナンバーワンの座に就くことはなかった。

 ハレプは第1セットを先取し、第2セットも3-0とリード。続く第2セット第4ゲームでもブレーク・ポイントを3本握っていた。

「本当につらいけど、時間が忘れさせてくれると思うわ」と、試合後にハレプはコメントした。

 フィリップ・シャトリエ・コートで行われた約2時間におよんだこの決勝戦は、両者の調子に波のある“ジェットコースターのような“試合となった。オスタペンコは、いつものようにリスクの高い攻撃的なテニスで54本のウィナーを奪い、凡ミスも同数の54本おかした。

 ハレプはオスタペンコの攻撃をなんとかしのいでいたが、次第にオスタペンコのショットにミスがなくなり、最後にはその攻撃を防ぐことが困難となった。第3セットのオスタペンコの凡ミスは13本だった。

「第1セットをハレプに6-4で奪われ、第2セットも3-0とリードされたとき、この試合を楽しもうと思ったの。そして最後のポイントまで頑張ろうと思って攻撃的なテニスを続けた。そうしたら私のほうに試合の流れが傾いたの」とオスタペンコは試合を振り返った。

 ノーシードから優勝を果たしたオスタペンコは、1933年にマーガレット・スクリブン(イギリス)がタイトルを獲得して以来のノーシード選手の優勝者となった。

 オスタペンコは、ハレプの足元がふらつくほどの強烈なショットを放った。

「彼女の強烈なショットを私はただ見ているだけのときがあった」とハレプは言った。

 もしハレプがこの決勝で勝てば、初の世界ナンバーワンの座に就くはずだったが、ハレプのコーチを務めるダレン・ケーヒル(オーストラリア)は、その可能性が彼女にプレッシャーを与えることにはなっていなかったと言っている。

「今日は勝つことが目的だった」とケーヒルは言った。

 しかし2014年の全仏決勝でマリア・シャラポワ(ロシア)に敗れ、準優勝に終わっていたハレプは、決勝で勝てば初の世界ナンバーワンの座に就く状況に自分がいたことはわかっていたと言っている。

 ハレプは、表彰式では緊張から胃が痛く、吐きそうだったと言い、記者会見では決勝戦前は本当に辛かったと言った。

「初のグランドスラムタイトル獲得と世界ナンバーワンまでもう少しだった。自分が今どういう状況下にいるかがわかっていただけに、今回の負けは本当につらい。3年前にここで負けたときは初めてのことだったから、そんなに悔しくはなかったけど、今回は本当につらい。これを忘れるには時間が必要だわ」とハレプは今回の敗戦の悔しさをあらわにした。(C)AP (テニスマガジン/テニスデイリー)

最終更新:6/12(月) 16:00
THE TENNIS DAILY