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スチュワードからの”後付け”のペナルティに激怒のクビアト「愚かで手に負えない」

6/12(月) 13:16配信

motorsport.com 日本版

 トロロッソのダニール・クビアトが、F1のレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングとスチュワードに激怒している。彼に科されたペナルティが、”後付け”で重罰化されたからだ。

F1カナダGP決勝リザルト

 カナダGPのフォーメーションラップが開始された際、クビアトはグリッドから動き出すことができなかった。再始動には成功し、フォーメーションラップに合流した彼はポジションを回復し、予選で獲得した11番グリッドについた。

 F1競技規則には、『フォーメーションラップ中の追い越しは、遅れてしまった車両があり、その後ろの車両がその車両を追い越さないと隊列の残りを不当に遅らせることになってしまう場合にのみ許される。この場合、ドライバーは元のスタート位置を取り戻す場合においてのみ追い越しが許される。このようにして遅れたドライバーで、最初のセーフティカーラインに到達する前に自己の当初のスタート順を取り戻すことができないドライバーは、ピットレーンに侵入しピットレーン終点よりスタートしなければならない』と規定されている。

 しかし同時に、フォーメーションラップ開始後『マーシャルはグリッドを離れることのできた車両が出発した後、直ちにグリッドに残っている車両を最短経路を通ってピットレーンに押し戻すよう指示を受ける。グリッドから押し出されたドライバーは車をスタートさせようと試みることはできず、マーシャルの指示に従わなければならない』とも規定されているのだ。

 クビアトには当初、ドライブスルーペナルティが科せられたが、のちにスチュワードは彼には10秒のストップ&ゴーペナルティが科せられるべきであったと発表。10秒のタイムペナルティが追加される事態となった。

「僕の個人的な意見だが、彼ら(スチュワード)の仕事はそれほど難しくない。でも、彼らはその仕事を適切にこなすことができなかった」とクビアトはスチュワードを非難した。

「明らかに彼らは今日、オフィスで寝ていたんだろう。だからおそらく、コーヒーが必要だったんだろうね」

「彼らはこの馬鹿げたルールを取り消すべきだ。誰のためのルールなんだ? ここにいる僕たちはタクシードライバーなのか、F1ドライバーなのか? 僕は理解できない。まるでサーカスだ。愚かすぎて手に負えないよ」

「チャーリーのところに話をしに行こうと思う。イライラしている。本当にイライラしているんだ。シンプルな仕事すら、彼は適切にできていない」

「僕は今ヒートアップしているし、落ち着くために時間をとった方がおそらくは良いんだろう。僕は間違ったことを言いたくないし、それが本当にチャーリーが決めたことなのかもわかっていない」

「誰がこの仕事をしたのかを、まず理解したい。僕が知っているのは、僕たちのチームマネージャーが10周の間、”僕たちは追加のペナルティを受けるべきではない”とFIAと議論していたが、彼らが”すまないがNoだ”と答えたことだけだ」

 なお、クビアトはピットでその10秒ペナルティを消化した際、ホイールナットに問題が発生。ピットアウトすることができず、最終的にリタイアとなってしまった。

※本文中のF1競技規則は、日本自動車連盟(JAF)のHPに掲載されている日本語訳より抜粋