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ル・マンのスローゾーン運用法が変更。事前に9つの適応エリアを設定

6/12(月) 13:10配信

オートスポーツweb

 第85回ル・マン24時間耐久レースを6月17日に控えたサルト・サーキットでは、2017年向けにスローゾーンシステムのエリアを変更した。

 スローゾーンは、コース上でアクシデントが発生した際、区間ごとに設定され、当該区間では速度を落とした走行を義務付けるもの。

 2017年に採用されたシステムでは、8.47マイル(約13.6km)のコース上で、あらかじめ9つの区間をスローゾーンに設定。この区間ではバーチャルセーフティカー導入時と同様、時速80キロ以下での走行が義務付けられる。

 2015年にスローゾーンが導入されて以来、事前に区間が設定されたのは今回が初めて。昨年まではアクシデントごとにレースコントロールが指示し、マーシャルが区間を示していた。

 ル・マン24時間のオーガナイザーであるACOフランス西部自動車クラブでスポーティングディレクターを務めるビンセント・ボーメニルは「ドライバーたちは以前のやり方に懸念を示していた。時としてコースの超高速セクションで時速80キロまで減速していたからだ」と述べた。

「マシンが加速する前の低速エリアを起点として、スローゾーンを常設するべきだという結論に至った」

「唯一の例外は、ポルシェカーブの先にあるスローゾーンだ。なぜなら我々はアルナージュからポルシェカーブの終わりまでのセクションをスローゾーンにしたくなかったからだ」

 ボーメニルはこの新たなシステムについて苦情は出ておらず、先週末の公式テストでの試験運用でも問題なく機能したと説明した。

「我々は各チームとドライバーに説明したが、皆この変更に肯定的だった」とボーメニル。

「この案を提示したとき特に懸念は出されなかったし、テストの経験からいっても、機能すると思われる」

 ル・マンでのスローゾーンのコンセプトはさらに進化するだろうとボーメニルは述べ、事故に対処する際、通常のセーフティカーを導入するよりもスローゾーンを適用する方が望ましいというACOの主張を繰り返した。

「我々はスローゾーンの適用を3年前から始め、毎年改善している」

「スローゾーンか、セーフティカーか、もしくはバリアを修理するかの選択肢があるとしたら、どれを選ぶかは簡単だ」

 スローゾーンの新システムは2017年初頭に各チームに伝えられ、テストデーの前に開かれたドライバーズブリーフィングで詳細が議論されていた。

[オートスポーツweb ]