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マクロン氏政権基盤強化へ-大統領新党、下院で圧倒的多数の勢い

6/12(月) 8:19配信

Bloomberg

11日に行われたフランス国民議会(下院)選挙の第1回投票は、マクロン大統領率いる新党が圧倒的多数を確保する勢いを見せた。同大統領の政権基盤が強化される。

内務省によると、開票率89%の段階で、1年前に結党された「共和国前進」の得票率は約31.5%と、2位の共和党グループに10ポイント近くの差をつけている。調査会社イプソスによると、共和国前進は国民議会(定数577)で415-455議席を獲得する見通し。

多くの選挙区では18日の第2回投票まで結果が確定しないが、このままいけば1993年以降で最大の過半数を大統領新党が得ることになり、マクロン氏(39)は5年の任期で自身の掲げる政策を推し進めるために必要な安定した基盤を確保する。

デンマークのラスムセン元首相は、「エマニュエル・マクロン氏はフランスの政治地図を塗り替えた」とツイッターで指摘。同氏と共和国前進が「改革実行へ一世代に一度の好機」を得たとコメントした。

マクロン大統領が掲げる重要政策の一つは、労働市場の改革だ。9月半ばまでの実行を公約している。フランス経済が他国に後れを取る中、大統領は税率改正や年金制度内の不公平是正にも取り組む考え。2015年初めから200人を上回る犠牲者を出したテロへの対策強化のため、情報機関の見直しに既に着手している。

オランド前大統領の下で数週間前まで政権を担っていた社会党グループはわずか20-30議席と、改選前の331議席から激減する見通し。イプソスによれば、同党の支持者の多くがマクロン新党に流れた。

ジャンリュック・メランション氏率いる急進左派「不服従のフランス」の第1回投票の得票率は19%で、イプソスによれば8ー18議席を確保する見込み。共和党グループは70-110議席、大統領選の決選投票でマクロン氏に敗れたマリーヌ・ルペン氏率いる極右政党の国民戦線(FN)は1-5議席の見通し。

原題:Macron Tightens Grip on France as Voters Offer Assembly Majority(抜粋)

Mark Deen, Gregory Viscusi, Geraldine Amiel

最終更新:6/12(月) 8:19
Bloomberg