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共謀罪質疑、街頭で音読 神戸などで全国一斉行動

6/13(火) 8:12配信

神戸新聞NEXT

 共謀罪の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案について、国会審議のやりとりを街頭で音読する企画「コッカイオンドク!」が11日、全国各地であった。呼び掛け人の特設サイトによると、22都道府県の44カ所であり、兵庫県内では神戸・元町と尼崎市の2カ所で、市民団体のメンバーらが「深まらない議論」を声に出して浮き彫りにした。(田中陽一)

 音読の試みはインターネットの会員制交流サイト(SNS)を通じて5月から全国に広がり、一斉行動に発展。県内では賛同した「安保関連法に反対するママと有志の会@兵庫」などが呼び掛けた。

 JR元町駅前での企画には子育て中の母親ら約10人が参加し、インターネット上にある書き起こしを基に衆院委員会でのやりとりなど四つの場面を再現。金田勝年法相、野党議員、委員長役などに分かれ、「えー」や「あのー」などと言いよどむ部分まで正確に読み上げた。

 捜査対象に一般人を含むかどうかをテーマにした審議では、議員役が「告発があった場合、捜査をしなければ嫌疑の有無は分からないのでは」とただすと、金田法相役は「嫌疑がなければ、捜査の必要性はない」と答弁。「嫌疑がないことはどう分かるのか」と問われても同じ答えを繰り返すだけで、委員長役は「(議事録の)速記を止めてください」。

 金田法相役のピアノ講師の女性(47)=神戸市西区=は、皮肉を込めて「同じ言葉を何度も言うだけなので楽だった」。呼び掛け人の女性保育士(46)=同=は「政府の答弁はぶれているし、議論もかみ合っていない。音読することで、それがよく分かった」と話した。

最終更新:6/13(火) 8:36
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