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35歳公務員、13年ぶりにプロボクサーとしてリングへ

6/13(火) 1:41配信

朝日新聞デジタル

 千葉県袖ケ浦市職員の小堺健一郎さん(35)が、15日にプロボクサーとして13年ぶりに東京・後楽園ホールのリングに立つ。大学生の時に2戦して1敗1分け。プロボクサーのライセンスは37歳で失効するが、その前に1勝を目指し、最後のリングのつもりで「東日本新人王戦」に挑戦する。

 「強くなりたい」。そう思って中学3年の時に当時住んでいた川崎市のジムに入門してボクシングを始めた。22歳でプロボクサーのライセンスを取得。駒沢大学4年の時にプロデビューして2戦、グローブを交えたが、1敗1分けでいずれも判定だった。

 大学に入ってもう一つの夢が出来た。「弁護士になりたい」。1年から予備校に通い、大学院、法科大学院に進学して猛勉強した。「10年くらい授業に出る以外は引きこもり状態でした」と笑う。ボクシングも辞めた。

 しかし、夢はかなわず2011年、袖ケ浦市役所に採用された。司法試験合格を目指した経験を生かして法規や訴訟の担当をこなす。そんな中で再びボクサーへの夢が頭をもたげてきた。「リングで1勝したいという思いは頭にずっとあった。挫折ばかりだったが後悔はしたくない」

 3年前に木更津グリーンベイボクシングジムの門をたたいた。1年前から本格的にトレーニングを開始。ジムでの練習のほかに1日10キロ走った。食事も1日1500キロカロリー以下に制限し、80キロあった体重は18キロ落ちた。戦う態勢は整った。

 15日に臨むのはライト級(61・23キロ以下)で、相手は身長180センチの22歳。同級では小柄な167センチは「インファイトで相手の懐にもぐり込み、得意の左を決めたい」と意気込む。

 会場には市職員や友人ら120人が応援に来てくれるという。その前でKOでの決着を目指す。(堤恭太)

朝日新聞社