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トランプ氏、文政権に最終通告も 日韓歴訪の米国務次官、韓国での日程が長い理由

6/13(火) 16:56配信

夕刊フジ

 北朝鮮の脅威を直視しない、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権に対し、ドナルド・トランプ米政権が、見切りをつける可能性が出てきた。トーマス・シャノン国務次官が13~15日に韓国を訪れ、文氏の判断で稼働遅れが懸念される、米軍の最新鋭迎撃システム「THAAD(高高度防衛ミサイル)」について協議するのだ。韓国側の対応次第では、今月末の米韓首脳会談で、トランプ氏が文氏に最終通告を突きつけるかもしれない。

 韓国紙、朝鮮日報(日本語版)によると、シャノン氏は12~15日の日程で、日本と韓国を歴訪する。日本は1泊2日で、韓国は2泊3日だ。

 韓国政府消息筋は、韓国での日程が長い理由として、「米国はTHAAD配備を北朝鮮対応の一環と考えているため、THAADに関して多くの話題が出るだろう」と述べたという。

 THAAD配備遅れは、米韓で深刻な問題となっている。

 すでに稼働に向けて動き出しているにもかかわらず、文氏が環境影響評価が十分でないなどと問題視したため、本格稼働が来年以降になる可能性が出てきているのだ。

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮は、今年に入ってすでに10回のミサイル発射を強行した。これまでよりも北朝鮮の危険性が増している中で、「ミサイル防衛の要」であるTHAADの配備遅れは、北朝鮮を利するだけでしかない。

 トランプ氏も事態を重くみている。

 「ロシアゲート」問題でFBI(米連邦捜査局)のジェームズ・コミー前長官の公聴会が行われていた8日、「狂犬」ことジェームズ・マティス国防長官や、レックス・ティラーソン国務長官を集めて緊急会議を行った。「米韓同盟の危機」と報じたメディアもある。

 米側の懸念は日本政府にも伝わっている。

 政府関係者は「文政権についてトランプ政権は愛想を尽かしつつある」といい、続けた。

 「韓国が北朝鮮制裁の『抜け穴』となるようであれば、トランプ政権は看過できず、米韓関係は取り返しがつかないことになるだろう。米韓関係が冷え込めば、在韓米軍関係者や韓国滞在の米国人は脱出を急ぐ。これは、米軍による北朝鮮攻撃のハードルを一気に下げるだろう」

 シャノン氏の訪韓は、米韓関係だけでなく、北朝鮮攻撃の今後を占うヤマ場となりそうだ。

最終更新:6/13(火) 17:03
夕刊フジ