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シリア戦からポジション5人変更…ハリル監督「最も大事な試合」

6/13(火) 6:04配信

スポーツ報知

◆2018年ロシアW杯アジア最終予選B組 イラク―日本(13日、イラン・テヘラン・パススタジアム)

【写真】練習で汗を流す本田と久保

 日本代表は13日、W杯最終予選でイラク代表と対戦する。イラクの政情不安により、試合は中立地のイラン・テヘランで開催。12日は試合会場で前日会見と公式練習が行われ、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)はシリア戦(7日)から5つのポジションで選手を変更することが判明した。気温35度超の暑さでも動けるMF井手口陽介(20)を初先発で送り込むなど大胆な采配で勝利に導き、ロシアW杯出場に王手を掛ける。

 ハリルホジッチ監督が大胆に手腕を振るう。引き分け以上でW杯出場に王手がかかるが、負ければプレーオフに回る3位に後退する可能性が出てくるイラク戦。「(ミーティングで)10分しかないので早く始めましょう」と報道陣をせっついて会見の席についた指揮官は「我々のチームとって最も大事な試合がやってきた。すべてを出して、勝つトライをしないといけない」と大一番を見据えた。

 「勝つトライ」は送り出すメンバーに表れた。日本協会関係者によると、11日と12日に非公開で行われた練習で主力組を大きく変更したという。DFラインより後方は変えないが、中盤以前は選手の配置変更を含め、シリア戦から5つのポジションに手を入れた。右FWには昨年11月のオマーン戦を最後に4試合先発から遠ざかっている本田を入れ、左FWには右FWの主力だった久保を移した。

対人に強くて守備もできる 中盤はさらに劇的だ。1ボランチの逆三角形から、トップ下&ダブルボランチの三角形に変更。トップ下には対イラク2戦連発中の原口を本職の左FWから移し、ボランチには初先発となるチーム最年少の井手口と最終予選初先発の遠藤を試した。会場の電気設備の問題でナイターができず、試合開始の午後4時55分でも気温は35度を超える。標高1200メートルで空気が薄く、湿度は10%台と乾燥している。日本と環境が大きく異なるため消耗戦、総力戦となることが必至なだけに体力、対人守備、守備に自信がある3人を中盤に並べる。

 「選手の状態に我々が適応しないといけない。足りないものもあるが、それを言っても言い訳にしか聞こえない。本当に強い覚悟を持って勇敢にいける選手が必要になる。アグレッシブにいける選手、自信を持って能力をすべて出せる選手だ」。MF長谷部誠(33)=フランクフルト=、香川真司(28)=ドルトムント=、山口と主力MFに負傷者が相次ぐ中、熟慮の末に先発を選び抜いた。

 会見の終盤では「プールに行ってビーチで(試合をする)というのが一番良い」と冗談を飛ばす余裕も見せた。「あとは試合をするだけ。選手は責任を持ってやるだけ」という手応えを胸に、酷暑の中でW杯へ王手をかける。(内田 知宏)

最終更新:6/13(火) 10:53
スポーツ報知