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1軍復帰メド立たない阪神・藤浪 フォームに迷い…制球難消えず、OB「これでは降格前と変わらない」

6/13(火) 16:56配信

夕刊フジ

 不調のため2軍落ちしている阪神・藤浪晋太郎投手(23)の戦列復帰は不透明のままだ。

 降格後、2度目の先発となった10日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(甲子園)では6回4安打2失点で敗戦投手。「まだ右打者に対して抜けたり、引っかけたりする球が多い」と納得いかない様子だった。

 レベルの低い2軍相手に116球も要したところにいまの苦悩がある。5回まで毎回四球は、課題の制球難が解消されていないことを物語る。

 「これでは降格前と変わらない。投球フォームがきちんと修正されていないからで、四球絡みの失点が続く限り1軍に上げても同じ」と阪神OBは見る。

 2013年の入団後、10勝、11勝、14勝と期待通りの活躍を見せてきたが、昨年壁に当たった。投球フォームに迷い、バランスを崩してわずか7勝(11敗)。「一番気になったのは与四死球の多さ。いまから思えば今季の不振の前兆だった」と球団幹部は振り返る。

 もともと周囲も驚く完璧主義者。今年もマウンド上でフォームを気にするしぐさが消えず、首脳陣がいくら注意しても直らない。これ以上1軍に置いても迷路にはまるだけと、首脳陣は早めに処置を取った。

 降格するまで7試合登板3勝3敗、防御率2・66。投球回数40回2/3で与四死球36個は際立つ。ちなみに同僚メッセンジャーは74回で24個、秋山は68回で10個に過ぎない。投手の生命線は制球力であることが分かる。

 「2軍では結果より内容。フォームを固めないかぎり課題の制球難は消えない。焦りは禁物。無期限でじっくり取り組む方がチームのため、本人のため」と先のOB。

 幸い投手陣は藤浪が抜けてもメッセンジャーを軸にリーグトップのチーム防御率で奮投している。土台から作り直す絶好の機会である。 (スポーツライター 西本忠成)

最終更新:6/13(火) 16:56
夕刊フジ