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生きた化石 ラブカの赤ちゃん公開 静岡・東海大海洋科学博物館

6/13(火) 8:48配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 「生きた化石」と呼ばれる駿河湾に生息する深海ザメ「ラブカ」の赤ちゃんの特別公開がこのほど、静岡市清水区の東海大海洋科学博物館で始まった。同博物館は「長期の飼育に挑戦し、生きたラブカ成体の常設展示につなげたい」と話している。

 公開しているのは、5月中旬に駿河湾で捕獲された雌の成体の胎内から見つかった「胎仔(たいし)」と呼ばれる体長約20センチの赤ちゃん。ラブカは、母親のおなかの中である程度、成長してから生まれる「胎生魚」で、この赤ちゃんは、栄養の詰まった大きな「卵黄」をおなかに持っている。

 成体はすぐに死んでしまったが、福島県の水族館と共同で進める「ラブカ研究プロジェクト」の一環で、同博物館の「駿河湾の生き物」のコーナーで一般公開しながら、観察を続ける。学芸員の山田一幸さん(40)は「これほど大きな胎仔の保育例はほとんどない。成長を大切に見守りながら、ラブカの生態解明に結び付けたい」と話す。同博物館は火曜日が休館。

静岡新聞社