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【フィリピン】JFEエンジ、浄水場工事を100億円で受注

6/13(火) 11:30配信

NNA

 JFEエンジニアリングは12日、マニラ首都圏にあるフィリピン最大の浄水場の更新工事を約100億円で受注したと発表した。処理能力や耐震性を高める工事を実施する。完工は2020年3月の予定。同社がフィリピンで上下水道事業を手掛けるのは30件目で、浄水場に関しては海外初受注となる。
 水道事業を運営するマイニラッド・ウオーター・サービシズ(MWSI)からケソン市のラメサ第1浄水場の更新事業を競争入札で受注した。工事は地場再生可能エネルギー企業のサンタ・クララ・インターナショナルと共同で行う。
 浄水場の処理能力は日量150万立方メートルで、首都圏の住民の約半数に相当する600万人に生活用水を供給している。工事では、沈殿池に傾斜管、汚泥かき寄せ機を導入するほか、汚泥処理施設を新設し、浄水能力の強化と作業の効率化を図る。また、ろ過池や運転管理棟を全面補修し、耐震性を強化。台風の上陸などで急激に濁った水を処理しきれなかった問題を解決する。このほか、太陽光発電システムを導入し、電源の一部を賄う。発電システム工事は、サンタ・クララが担当する。
 JFEの広報担当者はNNAに対し、マイニラッドから工事を受注したのは同事業で4件目と説明した。落札理由について、「ラメサ浄水場よりも大規模な大阪府の村野浄水場の工事を担当した経験が評価された。村野浄水場では既設の浄水場の運転を継続しながら工事を行った。これをラメサ浄水場でも行う。また、当社はフィリピンでの事業経験が豊富で、気候に応じた提案ができたことも受注の要因」と話した。
 JFEがフィリピンで初めて行った事業は下水処理場建設で2003年に完工した。今後もフィリピンでの受注拡大を目指す。
 同社は国内外の水関連事業の受注額を、20年度(21年3月)までに15年度比約2.5倍の1,000億円にする目標を掲げている。

最終更新:6/13(火) 11:30
NNA