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【独ボッシュ二輪技術説明会】バイクとクルマとインフラをネットワーク化すれば事故の1/3は防げる

6/13(火) 10:15配信

レスポンス

自動車と交通インフラをネットワーク化することに早くから着目し、開発を進めているボッシュ。モーターサイクルもまた同様であることが、ドイツ・ボックスベルグで開かれた報道向け技術説明会で明らかになった。

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なにもバイクのメーター画面上でネットサーフィンができるということを意味しているのではなく、クラウドデータに基づく予測的な警告と情報をライダーが走行中に得て、ライディングをより安全に快適なものにしようとしているのだ。

ボッシュは先ず2015年に、世界初となる二輪車用ライダー アシスタンス システム『サイドビューアシスト』を発表している。

これは超音波センサーによって車両両側最大5mの周囲を監視し、ライダーの死角にクルマが存在すればミラー近くの視覚信号を使って警告を発するというシステムで、道路の反対側を走る対向車や駐車車両もコントロールユニットで識別可能となった。

これに加えボッシュではバイクとインフラストラクチャー間、そしてクルマとの相互通信によって、危険のある場合は互いに警告し合おうという『Bike-to-Vehicle Communication(B2X通信)』を開発。集まったジャーナリストらは体感することができた。

たしかに走行中、その先に潜む危険な場所や死角にある障害物を予め把握できれば、安全性は飛躍的に増す。ドライバーにもライダーにも有効なセーフティシステムだ。

このB2X通信、二輪車と四輪車の車車間通信では、なんと1秒間に最大10回の情報交換ができ、互いの車両タイプ、速度、加速度、走行位置と進行方向に関する情報を共有できるという。

データはITS G5規格に基づく5.9GHzの周波数帯で交換し、音声と視覚での警告メッセージは危機的な状況が検知されると発信される。

ボッシュの研究によれば、ドイツにおける負傷を伴う二輪車事故の約1/3は、モーターサイクルとクルマの車車間通信によって防げるとのことだ。

協力:ボッシュ(技術説明会)

《レスポンス 青木タカオ》

最終更新:6/20(火) 8:52
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