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【台湾】台北101が東南アから誘客強化、中国客減で

6/13(火) 11:30配信

NNA

 高層ビル「台北101」の運営会社、台北国際金融大楼(台北101)は今年、中台関係の悪化で中国からの訪台観光客が急減しているのを背景に、中国以外からの誘客を積極化している。周徳宇董事長によると、日本や韓国の高層ビルと双方の観光促進に向けた提携を強化しているほか、台湾政府の政策に呼応する形で、東南アジアからの観光客誘致にも力を入れる。
 12日付経済日報が伝えた。台北101は今年、韓国ロッテグループが運営する国内最高層多目的ビル「第2ロッテワールドタワー」や、近鉄グループホールディングス(HD)の総合不動産デベロッパー、近鉄不動産が運営する国内最高層の複合商業ビル「あべのハルカス」(大阪市)と協力関係を結んだ。周董事長は「これらビルの運営会社はいずれも大手グループで、われわれは部分的な提携から始めた上で、より多元的な提携も視野に入れている」と説明。一例として、あべのハルカスとの協力で大阪名物のたこ焼きなどのグルメの有名店を台北101に独占的に誘致することを挙げ、「下半期(7~12月)には近鉄側と関連の話し合いを行う予定」とした。
 台湾政府は現在、東南アジア諸国連合(ASEAN)やインド、オセアニアとの関係強化策「新南向」政策を推進しており、台北101はこれら対象国・地域の中でも特にべトナムとタイ、フィリピンからの誘客に力を入れる方針。周董事長によると中でもべトナムからの訪台客の伸びは最も大きく、今後は現地の台湾企業で働くべトナム人従業員など向けに台北101への観光誘致を検討しているという。

最終更新:6/13(火) 11:30
NNA