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【英国】女王の施政方針演説が数日延期へ 保守党、マニフェストの修正必至

6/13(火) 11:45配信

NNA

 19日に予定されていたエリザベス女王による新政府の施政方針演説が、延期される見通しとなった。メイ首相率いる与党・保守党が先の下院(定数650)選挙で単独過半数を確保できず、北アイルランドの民主統一党(DUP)との閣外協力に向けた協議が続いているため。BBC電子版が12日伝えた。
 施政方針演説は議会の開会に当たり行われるもので、当期国会で成立を目指す法案の概要を政府がまとめた原稿を、女王が読み上げる。通常、選挙直後の施政方針演説は、与党のマニフェストを元に作成されるが、デービス欧州連合(EU)離脱相によると、保守党はDUPの協力を得るために、党マニフェストの一部修正を迫られる可能性もある。このため、原稿作成に時間がかかることが施政方針演説の延期の背景にあるとみられる。原稿は羊皮紙に書かれるため、インクを乾かすためには数日前に完成している必要があるという。
 最大野党・労働党は「施政方針演説の日程を確定できないことは、政府の混乱ぶりの表れ」と批判している。
 議会は施政方針演説の内容を6日間にわたり審議し、採決を行う。当初は19日に演説が、27日に投票が行われる予定だった。施政方針演説の承認採決は事実上、新政府に対する信任投票と見なされる。
 保守党の議席数は318議席と、第1党の座こそ維持したが、改選前から13議席減らし少数与党となった。DUPは今回の選挙で10議席を獲得しており、両党を合わせると過半数の328議席を押さえられる。DUPは英国帰属派のユニオニスト政党で、かねて保守党との結び付きが強くブレグジットにも賛成しているが、同成婚に反対するなど社会面では守旧的。同党は既に、信任投票や財政・歳出などの重要法案で保守党を支持することで大筋同意している。

最終更新:6/13(火) 11:45
NNA