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若手伸び悩む金本阪神 “和田チルドレン”存在感のジレンマ

6/13(火) 11:55配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 貯金10で首位広島に2ゲーム差の2位につける阪神。しかし9日からのソフトバンク戦では糸井が左太もも裏を故障、高山、福留、原口の中軸が32打数1安打と打てずに1勝2敗と負け越した。

「糸井の故障は痛いが、3番高山、5番原口がもっと打っていればもう少し違った結果になっていた。北條も含め、昨年から積極起用され続けている若手の伸び悩みは首脳陣にとっても心配の種です」(マスコミ関係者)

 若手が伸び悩む一方で、昨季は目立たなかった中堅どころの選手たちが存在感を見せている。

 代表格は30歳の上本。昨季は45試合にとどまるも、今季は二塁に定着。早くも昨季を上回る52試合に出場し、打率.282。今季から両打ちに転向した29歳の大和も、当初は上本の守備固めが主だったが、北條の不振が続いたため遊撃で先発出場する機会が増え、その全7試合で安打を放っている。29歳の俊介は、昨季は入団以来最少の41試合出場と精彩を欠いたが、今季は5月30日のロッテ戦で一軍に再昇格し、3二塁打を放ち、4打点をマーク。故障した糸井がベンチスタートとなったことで10日、11日のソフトバンク戦は2番左翼でスタメン出場した。

 この3人は、前任の和田豊監督(現SA)が手塩にかけて育ててきた選手たち。いわゆる『和田チルドレン』だ。金本監督による若返り策に刺激された部分もあるだろう。

■西岡も虎視眈々

 阪神は金本監督が就任する前年の15年まで3年連続でAクラス入りし、14年は2位から日本シリーズに出場しているが、16年の就任初年度に「超変革」とチームスローガンを掲げた金本監督に求められるのは、生え抜きの若手をひとりでも多く一人前に育てること。三塁へ転向したベテランの鳥谷を含め、中堅、ベテランが目立つということは裏を返せば、それだけ若手が伸び悩んでいる証しでもある。現状を見る限り、和田監督時代と大差はなくなってきた。

 去る11日には左アキレス腱断裂からの復帰を期す32歳のベテラン西岡が、二軍戦に遊撃でスタメン出場。外野にも挑戦するなどアピールを続けている。西岡が若手を蹴散らすくらいの活躍を見せるようなら、むしろ首脳陣の存在意義が問われることになる。

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