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ARMプロセッサがAI性能向上へ、最新のマルチコア技術「DynamIQ」を採用

6/13(火) 8:10配信

MONOist

 英ARMは2017年5月29日(現地時間)、新たなCPUコア「ARM Cortex-A75」「ARM Cortex-A55」とGPUコア「ARM Mali-G72」を発表した。Cortex-A75/A55は、同社が同年3月に発表した「DynamIQ」の技術をベースに設計された初の製品となる。

 DynamIQは、エッジからクラウドまで多様なデバイスで高度なAI(人工知能)を実現するという同社の最新のマルチコア技術だ。専用のAI向け命令に対応し、異なる性能特性のCPUコアの組み合せを可能とするなどの特徴を持つ。同社では今後3~5年でAI性能を50倍以上に向上可能であるとし、今回の新製品は同技術に基づく最初のステップとなる。

 Cortex-A75は、ノートPCやサーバを含む高性能用途向けに設計。現行プロセッサに比べて効率性を損なうことなく、シングルスレッド性能を50%向上させた。Cortex-A55は、汎用向けプロセッサで、約15億個のデバイスに採用されている「Cortex-A53」の後継となる。専用のAI命令を搭載し、一部用途では2.5倍の効率向上を達成している。

 Mali-G72は、GPUコアファミリー「Mali」のハイエンドバージョンとなる。ハイエンドモバイルデバイス上でのVR、ゲーム、機械学習などの高性能用途向けに設計され、現行プロセッサに比べてパフォーマンスを40%向上させた。また、機械学習の効率性は17%向上、エネルギー効率は25%向上、面積効率は20%改善している。

最終更新:6/13(火) 8:10
MONOist