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【巨人】鹿取氏GM就任13日打診へ…堤氏辞任申し入れ新体制に

6/13(火) 4:04配信

スポーツ報知

 巨人の堤辰佳GM兼編成本部長(51)が、成績不振の責任を取る形で球団に辞任を申し入れたことが12日、分かった。球団は同GMの意志が固いと判断し、後任の人選に着手。元巨人投手でヘッドコーチも歴任し、現在は球団のGM特別補佐を務める鹿取義隆氏(60)に、GM就任を打診する方針を固めた。プロ選手経験者のGM就任となれば、球団初。13日の株主総会および取締役会で正式に就任する石井一夫球団社長(60)が、自ら鹿取氏に要請する見通しだ。

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 未曽有の低迷に直面する巨人が、新たな編成体制で立て直しに乗り出す可能性が高まった。15年途中から編成部門のトップを務めてきた堤GMが、成績不振の責任を取り、球団に対して辞任の意向を伝えた。同GMの意志は強く、球団はこの日までに後任候補を鹿取GM特別補佐に一本化。13日に新GM就任を打診する見込みとなった。

 堤GMは慶大時代に野球部主将を務め、読売新聞記者を経て、球団ではGM補佐などを歴任。現場を尊重するスタイルを貫きながら、戦力の整備、3軍創設などによる育成の強化に尽力してきた。昨オフには新外国人としてマギー、カミネロが入団。FA(フリーエージェント)では、陽岱鋼、山口俊、森福を獲得した。

 慶大の後輩でもある高橋監督の就任2年目となった今季は、マギーが主軸を担い、カミネロが守護神を託されるなど、外国人の補強は充実していたが、一方でFA組の陽、山口俊が故障で出遅れ、開幕から不在が続いた。待望される若手の台頭も現時点では十分とはいえず、5月25日の阪神戦(甲子園)から6月8日の西武戦(メットライフ)にかけて球団ワーストを更新する13連敗。ここまで十分な戦力を整えられなかった責任を取る形で、堤GMは現職を退く意向を球団に伝えた。

 堤GMの意志が固いと判断した球団は、後任の人選に着手。巨人ヘッドコーチやWBC日本代表投手コーチなどの要職を歴任し、4月に巨人GM特別補佐に就任した鹿取氏に白羽の矢が立った。現役時代は巨人と西武で主に救援として活躍し、通算91勝46敗、131セーブの成績を残した。侍ジャパンのテクニカルディレクターやU15の代表監督を務めるなど、アマチュアやアンダーカテゴリーにも精通。現場への理解度も深く、中長期的なチーム強化においても、うってつけの人材といえそうだ。

 今後は、13日の株主総会および取締役会で正式に就任予定の石井球団社長が、取締役会後、自ら鹿取氏にGM就任を要請する見通し。「鹿取新GM」が誕生すれば、プロ野球選手経験者のGM就任は球団史上初となる。

 ◆GM(ゼネラルマネジャー)とは MLBなど米プロスポーツに欠かせない存在で、オーナーに直属。監督、コーチ、選手の全人事権を持ち、チーム編成の最高責任者となる。日本では初めて1995年にロッテが広岡達朗氏を起用したが、2年で頓挫。現在、GM制を敷いているのは巨人、日本ハム・吉村浩氏、DeNA・高田繁氏の3球団。プレー経験者では過去にソフトバンク・王貞治氏、オリックスと阪神で中村勝広氏、中日・落合博満氏らがいた。巨人は2011年5月にポストを新設し、清武英利氏が就任も同年11月に解任。原沢敦氏が後を継ぎ、15年5月から堤辰佳氏が務めている。

 ◆鹿取 義隆(かとり・よしたか)1957年3月10日、高知県生まれ。60歳。高知商、明大を経て、78年ドラフト外で巨人入団。西武に移籍した90年に最優秀救援投手賞を獲得。97年引退後は、巨人1軍投手コーチ、ヘッドコーチなどを歴任。2006年第1回WBC日本代表投手コーチ。15年の「プレミア12」でも同投手コーチ。侍ジャパンのU15代表監督やテクニカルディレクターも務め、今年4月から巨人GM特別補佐。通算成績は19年間で755試合に登板。91勝46敗131セーブ、防御率2.76。右投右打。

最終更新:6/13(火) 7:41
スポーツ報知

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