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米鉄鋼業界団体、NAFTA再交渉で協調体制の強化求める

6/13(火) 9:55配信

ロイター

[ワシントン 12日 ロイター] - 米国鉄鋼協会(AISI)は12日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関し、協定を結んでいる米国とメキシコ、カナダが他の諸外国による鉄鋼ダンピング(不当廉売)の標的にならないよう、協調体制を改善し、規則の実施を強化するよう米政権に求めた。

同協会のトーマス・ギブソン理事長は米通商代表部(USTR)宛ての書簡で、域内調達比率を定める原産地規則の改正やNAFTA非加盟国によるダンピングを制限するための新措置、関税手続き改善のための方策を講じるよう要請。

「米鉄鋼業界はNAFTAが協定として成果を上げたと認識しているが、(発効から)23年間経過しているため、現実に即した形に変えて強化することが可能だと考える」とした。書簡はUSTR通商政策委員会のエドワード・グレッサー委員長に宛てられた。

USTRはNAFTA再交渉が8月に開始するのを前に、企業や業界団体に意見を求めていた。

ギブソン氏はまた、貿易を歪める為替の不均衡や競争的通貨切り下げを阻止するため、「実行可能な為替規律」を新たに追加すべきだと主張。メキシコやカナダは為替操作国ではないが、為替に関する条項によって他の通商協定にとって有効な先例ができると指摘した。

鉄鋼メーカーが国営あるいは政府出資の企業により不利益を被っていることを勘案し、競争条件を平等にする必要性も訴えた。

NAFTAに関して米国内の業界や企業のほとんどは撤廃よりも内容の見直しを求めている。

米商工会議所はUSTR宛てのコメントで、NAFTAを再交渉する際に「米国内の雇用を危険にさらさないよう」求めた。

全米外国貿易協議会は、再交渉は新たな制限ではなく、市場のさらなる開放と規則の改善につながるべきだと指摘した。

最終更新:6/13(火) 10:02
ロイター