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不時着地 特定に至らず 「緑十字機」顕彰へ集会 磐田

6/13(火) 11:05配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 磐田市鮫島地区の住民らでつくる緑十字不時着を語り継ぐ会は11日、1945年8月に同市鮫島海岸に不時着した軍用機「緑十字機」の不時着位置を特定する集会を同海岸で開いた。会員や当時の目撃者ら約70人が集まり、機体を目撃した当時の状況を語り合った。

 緑十字機は太平洋戦争の降伏受理協議のためにフィリピンに向かう日本の代表団を千葉県から沖縄県まで運んだ2機の飛行機で、機体に描かれた緑十字が名称の由来。うち1機は千葉に戻る途中に同海岸に不時着した。乗っていた軍使らは地元住民に救助され、浜松経由で東京に到着できたという。

 集会では当時から残る浜へ続く道や約70年前の航空写真を基に、参加者らが「浜道より400メートルくらい東に機体を見た」「不時着直後は浜道の真南にあった」などと証言した。この日は不時着場所の特定には至らなかったが、証言を参考に特定作業を継続する。

 同会の三浦晴男代表(68)は「70年以上前の記憶を正確に思い出すのは難しい。時間はかかっても特定し語り継いでいきたい」と話した。同会は海岸に記念碑を設置し、不時着した8月20日に式典を開く予定。

静岡新聞社