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影薄い国会議員 会期末、都議選重なり苦慮 静岡県知事選

6/13(火) 11:55配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 25日投開票の静岡県知事選で、通常なら選挙戦をリードする国会議員の存在感が薄い。国会会期末(18日)で重要法案の審議が大詰めを迎えている上、各党が全国の所属議員に応援を要請している都議選(23日告示、7月2日投開票)の日程も重なり、地元に帰る時間が限られているためだ。ただ一部議員からは「知事選に関わりたくないのが本音」との声も漏れる。

 知事選が告示された8日午前。静岡市内で開かれた溝口紀子氏と川勝平太氏それぞれの出陣式に姿を見せた国会議員は1人だけだった。8日は衆院本会議が入り、参院でも審議日程を巡る与野党の駆け引きが続いていた。



 ■最前線 

 会期末は国会議員が1年で最も多忙な時期だ。自民、民進両党の県連会長は現在、ともに参院の最前線で与野党の交渉役を務めている。議院運営委与党筆頭理事の自民、牧野京夫氏は「国会運営が極めて難しく、身動きが取れない」と頭を抱える。民進の国対委員長榛葉賀津也氏も「平日は静岡に帰るのは難しい」と明かす。

 ほかの議員も審議に張り付いている状況。会期延長なら、知事選後半も地元入りの時間は限られそうだ。

 知事選終盤には都議選が始まる。各党とも告示前から所属議員に都議選応援を指示し、県内選出議員も例外ではない。自民、民進の両党は都議選候補者に国会議員を割り当て、応援に入るよう求めた。各党議員や秘書は「党本部の指示だから拒否できない。知事選に力を入れる余裕はない」と口をそろえる。



 ■本音 

 一方、こうした状況を「知事選と距離を置く名目になる」と歓迎する議員も。自民には現職川勝氏との全面対決を望まない議員がいる上、党本部から「知事選結果が都議選に影響しないように」とくぎを刺された事情がある。党が支援する候補者が大敗すれば、続く都議選に悪い流れをつくるとの懸念からだ。

 これに対し民進側にも、知事選に消極的になる理由がある。ある党関係者は今の党勢低迷を踏まえ「選挙で『民進』を強調すればするほど票が逃げる。国会議員の応援で党の色が出ては、(川勝氏の)プラスにならない」と話した。

静岡新聞社

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