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「サギ電話」遮断器の普及本腰 静岡県警、市町に貸与呼びかけ

6/13(火) 17:15配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 多発する振り込め詐欺被害に歯止めをかけるため、静岡県警は13日、「しずおか関所作戦」と題し、不審電話の着信を遮断する専用機器「迷惑・悪質電話防止装置」の全県的な普及促進に取り組む方針を明らかにした。県内の全市町が専用機器を無償で貸し出す事業などを展開するよう呼び掛ける。

 専用機器は「迷惑電話チェッカー」「トビラフォン」などの商品名で販売されていて、固定電話に接続して使用する。過去に振り込め詐欺や悪質なセールスで使われた「ブラックリスト」の電話番号約2万5千件が登録され、登録番号から着信があると、光などで知らせる。着信音が鳴らなかったり、自動的に通話を切ったりするように設定でき、電話を取らずに済む。電話番号のリストは自動更新される。

 県警生活安全企画課によると、これまでに富士市、藤枝市、森町など県内13市町が専用機器を無償貸与する事業を展開している。静岡市は機器などの購入費を最大1万円補助する事業も実施している。県警は2018年度までに、県内の全市町が無償貸与事業を実施するよう求めていくほか、県民への同機器の周知活動を本格化させる。

 県警の夏目敏孝生活安全企画課長は「『サギ電話』に対する高齢者の警戒心、防衛心を醸成し、県民総ぐるみで、被害防止効果の高い迷惑・悪質電話防止装置の普及を進めていきたい」と話した。

 県警によると、県内の振り込め詐欺など特殊詐欺被害は12年から5年連続で7億円を超えた。今年も12日現在、193件、約3億8600万円の被害が発生している。

静岡新聞社