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宮城県沖地震から39年 懸命な訓練「次に備える」

6/13(火) 7:55配信

産経新聞

 県内で27人が犠牲となった宮城県沖地震から39年となった12日、県庁や県内の各市町村で総合防災訓練が行われた。このうち仙台市では、直下型地震を想定して自分の身を守る「シェイクアウト訓練」が初めて行われた。

 宮城県沖地震は昭和53年6月12日に発生。県内で27人が死亡、1万人以上が負傷した。県内では同地震を教訓に6月12日を「みやぎ県民防災の日」と定め、毎年この時期に各地で防災訓練を行っている。

 県庁で行われた総合防災訓練には自衛隊や仙台管区気象台、東北地方整備局など80機関約3千人が参加。三陸沖を震源とする東日本大震災と同規模のマグニチュード(M)9・0の地震が起き、津波が発生したほか、大雨により内陸部で土砂災害が発生したという想定で行われた。

 昨年発生した熊本地震の際に物資が避難所にスムーズに届かなかったという教訓を受け、物資搬送の訓練に力を入れた。村井嘉浩知事は「防災訓練の精度を上げて次の災害に備えることが重要」と話した。

 一方、仙台市では、長町-利府線断層帯を震源とするM7・5の直下型地震が発生したとの想定で訓練を実施。姿勢を低くして机の下にもぐって頭を守り、揺れが収まるまで動かないという3つの安全行動を指すシェイクアウト訓練を取り入れ、企業や学校などの約4万人以上が参加した。

 市とNTTドコモの連携協定に基づき、小型無人機「ドローン」を使った訓練も実施。医薬品を医療機関に運ぶ実証実験を行ったが、機器に不具合が出て飛ばすことができなかった。

最終更新:6/13(火) 7:55
産経新聞