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<コンセント>子どもの感電キケン! 6年間で事故29件

6/13(火) 15:00配信

毎日新聞

 幼い子どもがコンセントに金属片を差し込んで感電しけがをする事故が全国で目立っている。4月には福岡市内の保育所で2歳の女児が頭に付けていたヘアピンをコンセントに差し込んで感電して指に軽いやけどを負い、市が保育施設に注意を呼びかけた。【吉川雄策】

 福岡市指導監査課によると、4月にけがをした女児は始業前、通っている保育所の部屋に他の園児約10人といた時に感電した。室内には4人の保育士もいたが、女児が泣き出したため事故に気づいた。右手の指をやけどしたが軽傷だった。

 同園では子どもの手の届く位置にあるコンセントにカバーを付けていたが、事故が起きたコンセントは普段、ソファの裏側にあるためカバーを付けていなかった。当時はソファの位置がずれており、コンセントが直接触れる状態になっていたという。

 事故を受けて同課は、市内の約570の保育施設に安全対策の徹底を求める通知を送った。同課は「各保育施設への監査で、子どもの手に届きやすい場所のコンセントの安全対策を指導してきたが、改めて注意喚起したい」としている。

 消費者庁などが今年2月までの6年間に全国の医療機関から受けた報告では、子どもが家庭のコンセントにヘアピンやクリップなどを差し込んで感電し、やけどなどを負った事故は29件起きている。いずれも未就学児で死亡例はないが、5歳児が2穴に鍵を1本ずつ差し込んで感電し、両手の指にやけどを負った例もあるという。

 同庁によると、家庭用の100ボルトの電圧でも感電すると心臓まひを起こす恐れがあるといい「子どもは好奇心旺盛なため、さまざまなものを触りたがる。事故防止にはコンセントカバーが有効だが、種類によっては子どもが外して誤飲する例もある。周囲の大人が注意してほしい」と呼びかけている。

最終更新:6/13(火) 15:00
毎日新聞